FRBパウエル議長再任で安泰路線か？！

1906 Gold

金価格の幅といいますか
ラインが先月から上がり
高値で安定してきました。

ドル建てで＄1,800/oz越え
円建てで7,500円/g越えと
過去の相場からすると
明らかな高値圏内です。

確かに昨年の最高値に
比べると若干安いのですが
あくまでこれまでの過去の話。

ちなみに先ほどの値段は
現物での小売価格ベースですが
当然ながら先物価格も上昇中。

一時ではありますが
約1年ぶりの高値をマークし、
昨年の最高値に近づきました。

その高値も徐々に
落ち着きつつありますが
メディアでの露出度も増え
新聞でも価格以外にその模様が
掲載されるようになってます。

今までは高くなったときだけ
記事にされていたのですが、
最近は毎週1回は金に関する
記事を目にしますね。

金に限らず色んな資源が
世界的に高まっていますが
まさに金価格が上がってるのは
このインフレの影響が一因。

ただ、このインフレが続くと
貨幣価値を上げるために通常
”金利を上げる”政策を進めます。

しかし、その政策金利も
昨今のコロナ禍によって
ほぼゼロであるためこれから
どうするか注目されてます。

その結果として円安が進み
今年の初めころは約103円/ドルが
今では約114円/ドルの状況。

10円上がれば国内金価格も
ドル建てが変わらない前提で
約400円/gほど上がります。

昨年の最高値に近づくのも
頷ける動向ではありますね。

FRB次期議長は…

米連邦準備理事会（FRB）の
議長が来年4月に交代となるが
その候補者が2人いる状況のなか
本日方針が発表されました。

その2人というのは
現在就任中のパウエル議長と
ブレイナード氏。

ブレイナード氏はクリントン政権で
大統領副補佐官とG7の首脳個人代表を
務めてき女性官僚。

FRB内ではハト派筆頭とされ、
金融緩和を好む傾向にある人物で
パウエル議長以上にハト寄り。

そのため、どちらがなっても
そこまで変わらないというのが
市場の見方ではありました。

ではあったのですが、先日
パウエル議長再任の方針が
発表された瞬間に市場も動き
株高・金利高に…

こうなると金は売りに走り
相場にも当然ながら影響します。

ここ最近はドル建てと円安の
ダブルパンチで国内金価格は
上がり続けてきました。

為替はほぼ変わってませんが
株高・金利高に伴いドル建ては下がり
日本の金価格は下がりました。

ただ、同時進行であったのが
ヨーロッパでの感染拡大。

ドイツ、ベルギー、オランダでは
感染者数が拡大しており、
ロックダウンなど厳しい制限を
再度敷く国もあります。

日本の隣国である韓国も
ワクチン接種が進んでいるにも
限らず感染者が増え続ける状況。

アメリカでも増加傾向にあり
今のところ落ち着いている日本も
ワクチン3回目に動いてる状況。

弊社の店前も歓楽街も
外国人や県外旅行者が増えてるので
年末年始辺りはひょっとしたら
日本も油断はできません。

アメリカも金融政策を
徐々に緩和し始めてるのに
これがまた復活ってなると
金（ゴールド）が輝く可能性も…
（これはこれで世間体には良くないのですが）

次期FRB議長であるパウエル氏は
安定を求める方なのでコロナが
再燃してもこれまで通りの政策を
打って出るのでしょうね。

ただ、インフレに対して
どう対処するのか（できるのか？）が
今後注目されるところです。

このままインフレが収まらず
コロナ禍のダブルパンチがきたら…
金にとっては面白いかも。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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