インゴットの形状が四角形や台形である理由

1948 Gold

福井県に出張へいった
知り合いから面白い写真を
送ってもらいました。

その写真は私が大好きな色
金色カラーのものだったのですが
ポストがゴールドなやつ。

ちなみに福井県だけでなく
三重県や香川県にもすでに
設置されているもの。

コロナ禍の中、昨年
開催された東京オリンピック、
パラリンピック2020。

そこで金メダルを獲得した選手の
ゆかりある地域のポストが
塗り替えられるプロジェクトで
ゴールドとなったようです。

ちなみに第1号は9月に
神奈川県の藤沢市であって
ソフトボール女子の山田選手を
称えられたポスト。

私が住んでる広島県では
現在設置されていない状況。

これから設置されるのか
分かりませんがひとまずは
写真でも目にすることが
できて良かったですね。

ゴールドポストには
選手名、出身地、競技名が
文字と点字で記載。

今回の写真は個人でしたが
団体競技の場合には監督も
記載対象だそうで基本的には
ずっとゴールド塗装のまま。

写真送られるまでは
知りませんでしたがどうやら
半年も前から日本郵政と内閣官房が
発表したプロジェクト。

日本が初めてかと思いきや
2012年ではロンドンでも　　　　　　　　　　　
このプロジェクトがあった模様。

110カ所ほどのポストが
金色に塗り替えられたようで
それが日本でも行われたワケです。

6月ってことなので実は
五輪開催前に予定されてたのですが
金メダル獲得数が3位だったのも
この企画のおかげかもしれませんね。

インゴットはなぜあの形…

ポストといえば現在は
角形が主流でしたが昔は
丸形のポストが使われてました。

この背景は大量な郵便物を格納でき
それを捌くための高速化のために
角形が今では主流となってます。

実はこれって金地金にも
同じようなことが言えたりします。

というのも資産用として
現物で持たれる金地金ですが
インゴットはなぜ四角形か
ご存知でしょうか？

金がそもそも資産として
使われたのは貨幣としてで
その歴史はインゴットのような
四角形より円型の方が長いのです。

しかし、いつしか貨幣以外の
資源そのものに価値あるものとして
金（ゴールド）が認識されてからは
四角いインゴットも使われ始めてます。

こうなった経緯がポストに
似ているのですが大きなサイズだと
円型より四角形に分があるんです。

というのも…

持ち運びやすさの点で
四角形が優れているため。

金地金も業務用ともなると
何十キロ、中には百キロ以上になる
インゴットとなってしまいます。

そういった重さともなると
クレーンなど機械を使っての
持ち運びとなりますがこれだと
円型より引っ掛かりやすい
四角形に分があるワケです。

普段購入できる1キロほどなら
持ち運びしやすい四角形で充分です。

しかし、機械を使わないと
運べないようなサイズである場合
クレーンで引っ掛けれるような
台形でないと商品に傷付いてしまいり
運搬が困難となってしまいます。

これが金貨だとインゴットと異なり
使用だけでなくそのものに刻印される
複雑なデザインが入ってしまうので
大きいサイズでは更に扱いが困難です。

インゴットは基本的に最低限の
仕様が刻印されていればいいワケで
多少の傷が入ったところで重量が
変わるようでなければ問題ありません。

ある程度の大きな金も
保管や運搬しやすいように
金貨ではなくインゴットが
誕生したってことです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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