金相場が上がれば上がるほどインゴットが有利？

2565 Gold

日々金取引の接客を
しているのですけども
平日は取引がメイン
土日祝日は相談がメイン。

金融機関がお休みで
ATMだと制限もあるので
土日祝日の売買はどうしても
平日より少ない状況です。

じっくり話せるので
全然それでいいのですが
先日もこのような相談を
お受けしました。

今は金相場が高いので
小ぶりなものを予定してますが
バーとコインはどっちが
オススメでしょうか？

といった内容の
相談をいただきました。

どっちがいいかというと
その判断基準として私がお客様に
伝えてるのが大きく以下の3種類。
①商品の見た目
②売買手数料
③取引可能日

商品の見た目に関しては
言葉の通りでして、バーとコイン、
またコインもいくつかの種類が
販売されています。

なのでお客様が持ちたいと
思う見た目のデザインで選ぶ
というものですね。

そしてふたつめにあるのが
売買手数料でして、どうしても
小さくなればなるほどコストの
割合が高くなってきます。

また、バーとコインでは
手数料の計算方法が異なるので
割合も変わってくるもの。

なのでご予算を聞いたうえで

バーならこのサイズ、
コインならこのサイズ
…といったような感じで
お話させてもらってます。

そして、最後にあるのが
取引可能日ですね。

購入に関して言えば
バーもコインも全日買えるので
そこまで違いはありません。

しかし、売却に関しては
田中貴金属工業特約店の弊社は
バーの買取は平日のみでも
一部のコインに関しては全日で
買取が可能となっています。

こういった３つの特徴を
お伝えしてお客様のニーズに
マッチした購入法を伝えてます。

どれを優先するかによって
購入商品も変わってくるのですが
そこは販売員が選ぶものでなく
お客様が選ぶこと。

結局のところは色々と
話を聞いてみないことには
始まらないってことです。

昔は金貨だったけど…

ちなみに手数料に関しては
接客しているとよく質問されます。

どの商品が一番手数料の
ウェイトが低いのか？
…ってことです。

この答えとしてはやはり
重量が大きければ大きいほど
手数料がないのでお得に
売買できることになります。

なのでインゴットとコインでも
基本的にはインゴットの方が
お得な商品が多いです。

しかしインゴットも
5gや10gとなってしまうと
小さく手数料の割合が増えるので
コインの方がお得となることも…。

で、このインゴットとコインの
手数料に関してどちらの方が
お得かという話ですけども
数年前までは50gと1ozコインの
手数料割合がほぼ同じでした。

しかし、今では10gと1ozコインの
手数料割合がほぼ同じであるため
もし予算があるならばコインよりも
20g以上のインゴットの方が断然お得。

この背景としてあるのが
手数料の計算方法
なのです。

インゴットの手数料は
重量に合わせた固定額ですが
コインの場合は歩合となります。

なので、金相場が上がれば
上がるほど手数料が固定である
インゴットの方が有利。

なので数年前に私がブログで
記載した際に50gと1ozコインが
ほぼ手数料割合は同じと書きましたが
当時より金相場が上がった今は
10gと1ozコインがほぼ同じくらい。

ちなみに手数料というのは
購入時だけでなく売却時にも
発生するものとなります。

なので手数料割合の計算は
（購入金額－売却金額）÷購入金額×100
という方法になります。

たとえば9/11（月）の
田中貴金属の価格でいくと

手数料のウェイトとしては

50g：4.57%、10g：7.40%、
1oz：8.86%

となるので1ozコインより
10gインゴットの方が若干
手数料は割安です。

手数料の金額が見直されない限り
当面はインゴットの方がお得に
売買できそうではありますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(9/15)の貴金属価格】
　ゴールド：10,025円/g（+15）
　プラチナ：4,847円/g（+39）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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