金（ゴールド）の持ち主が分かるかどうかは商品次第

972 Gold

いやぁ、とうとう
元号が変わり今日から令和。

特に大きな変化が生活上に
表れないので実感はないんですが
何だかやけに気が引き締まります。

というワケで今月も
ブログを引き続き更新です。

連休前に業界の勉強会のため
同業者の企業へ行ってきました。

今回は業界でも
かなり注目されている
合成ダイヤモンドのネタ。

ダイヤモンド業界で
最大手のデビアス社が
合成ダイヤモンドのブランドを
発表してやけに重要視されてます。

そんな状況なのでだいたいの
事情を把握しているのですが、
今回は今回で初めて知った
情報がありました。

その情報というのは
誰もが知るティファニー社に
関連するネタ。

ダイヤモンドを産出できる
国というのはある程度、
世界でも限定されています。

なのですが、新品なのか
それとも一度は誰かが
使ったことがあるダイヤかを
判定するのはなかなかの難儀。

そんな課題を将来的に解決する
取り組みをティファニーが行う
…そんなネタでした。

ティファニーが既に
始めている取り組みというのが
ダイヤモンド産地の管理化。

ダイヤモンド鉱山を
保有しているティファニーは
産出した時点の情報を記録。

消費者に提供するものには
全て産地が分かるように
ダイヤモンドに刻印を施し
提供するというプロジェクト。

さすがに今流通している
ダイヤモンドに関しては
どうにもなりません。

ただ、これからのモノなら
まだまだ対処が可能です。

合成ダイヤモンドが
これから流通していく中
このティファニーの取り組みは
素晴らしいな…と感じた次第です。

金の流通経路とは？！

ではこれがダイヤモンドの世界でなく
金（ゴールド）だとどうでしょう？

ダイヤモンドへの刻印は
コストや技術的な面があり
やっているブランドと
そうでないブランドがあります。

ただ、金に関しては
どう頑張っても産出された
場所までは分かりません。

限られた資源である
金（ゴールド）は全てを
鉱山からの供給分によって
賄えることができてません。

そのため、買い取った金や
使わなくなった金を溶かし
リサイクルすることによって
補填してきました。

ダイヤモンドと違い
溶かして何度も使えることが
できるからこそなせる技。

ただ、産地は難しくとも純金バーに
刻印されているブランドと
製造番号を知ることができれば
いつ作られたかが分かります。

世界に一つしかない
この製造番号によって
本物かどうかであったり、
盗品であるかも調べることができ
ある程度の身元が分かるのです。

しかし、この製造番号が
刻印されてない商品に至っては
どうにもこうにも分かりません。

どうにもこうにも
分からない資産である金は
商品次第で流通経路が
グレートなるワケです。

ダイヤモンドであれば
金（ゴールド）ほどの
換金性がないため高価でも
資産としては不向きです。

もしも、身元を隠したい…
そういった商品であるならば
金（ゴールド）が向いているのです。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(5/1)の貴金属価格】
　ゴールド：5,014円/g（-6）
　プラチナ：3,546円/g（-51）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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