2409 Gold
とある証券会社の方から
電話があり、来店されました。
どうやら抱えているお客様が
金地金の購入に興味がある
ということで詳しい話をと
弊社にいらっしゃいました。
先物やETFは仕事柄知見があるが
現物は扱ってないので詳しく話を
聞かせて欲しいとのことでした。
相場についてはさすが
証券会社の方だったので、
伝える必要はなし。
ドル建てのこと為替のことは
当然ながら最近の情勢までご存知で
返って私が参考になったほど…。
で、どちらかというと
取引方法や税金に関することを
聞きたかったようで、その辺りを
色々と話させてもらいました。
証券の場合だとお客様から
お願いがあったタイミングで
売買の取り引きするだけ。
それに税金面でも売った時点で
ほぼ自動的に取られるのでが
現物は勝手が違いますからね。
現物取引ということは
物々交換であることなので
基本的にはキャッシュで
商品を購入するということ。
なので買うときに関しては
購入分の現金を持参するワケで
売るときは逆に売りたい
ゴールドを持参してもらいます。
そこで聞かれたのが
購入時はどれだけ買っても
大丈夫なのでしょうか?
…ということ。
この意図としては先物や
ETFというのはあくまで購入は
データの数字上で動くもの。
ただ、現物の場合は商品が
動くということになります。
金額がどれだけ大きくても
それだけの商品を準備することは
大丈夫なのでしょうか?…という
意図でのご質問でした。
ちなみに答えは”Yes”
相場商品なので代金をいただいて
発注するのですが、弊社の場合は
特に購入制限はありません。
欲しい分だけの金額さえあれば
いくらでも購入することは
可能ってことです。
商品によっては購入制限も…
弊社にはすぐ納品できるよう
ある程度のインゴットとコインを
準備はしております。
が、その日の相場によっては
売れる量も多いワケでして、
売り切れてしまうので、そうなると
後日納品となることもあります。
基本的に買う量に制限はなく、
現金でお支払いできるなら
どれだけでも購入できます。
ただ、場合によっては
購入いただくことが叶わない
といったケースもあります。
そのケースというのが
海外から入らない場合
インゴットは国内製造なので
製造に滞りが出なければいいけど
コインの場合は海外からの
仕入れということになります。
なぜ国内コインがないかというと
日本の造幣局は資産用のコインを
製造・販売していないため。
記念用などのコインはあれど、
換金性が高く流通量が多い
資産用のものとなるコインは
扱っていないんです。
弊社で扱うコイン(金貨)は
ウィーン金貨ハーモニーと
メイプルリーフ金貨ですが、
このふたつは流通量が世界で多い
No.1と2にランクインしてます。
資産用の地金型金貨として
数十年にも及び確固たる地位に
君臨しているのがこの2種類。
ただし、発行しているのが
ウィーン金貨ハーモニーは
オーストリア造幣局であり、
メイプルリーフ金貨は
カナダ王室造幣局と海外。
そのため、もしも造幣局での
製造がストップしてしまったり、
海外からの流通に支障をきたすと
日本に入ってこないということ。
そうなってしまうと、
モノがないので購入にも
制限が入ることになります。
特にコロナ禍中というのは
製造が止まった時期が当たり
物流制限が敷かれたこともあり
どちらの金貨も販売に関しては
制限された時期もありました。
基本的に購入量に関して
制限が入ることはないのですが
モノと場合によっては
100%OKとはなりません。
買える分だけ買いたい!
って方はそうはいませんが
インゴットならほぼ大丈夫でも
金貨はそうはいかないことがある
…ということです。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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