ゴールドはフォーナイン、プラチナはスリーナイン

2726 Gold

先日メイプルリーフを
お買い取りしたのですけども
検品しているとスリーナイン。

通常だとフォーナインが
刻印されているのですが
９が３つ並んだスリーナイン。

ということで純度が
低いので買取価格にも
影響するのですが当の本人は
ご存じなかった様子。

インターネットで
買われたようなのですが
メイプルリーフがフォーナインと
スリーナインに分かれてることを
ご存知でなかった模様。

何年か前に買ったようですが
当時のことはあまり覚えておらず
純金だから購入したとのこと。

確かにスリーナインも
純金といえば純金なんですが
フォーナインより純度は
下がるものとなります。

日本の純金の定義だと
純度99.9％以上とされてます。

スリーナインは99.9%であり
フォーナインは99.99%なので
どちらも純金と言えば純金。

購入されたときの伝票は
もう無いとのことでしたが
もし純金と言われたのならば
一応間違ってはないということ。

ただ、プロのお店であれば
そもそもメイプルリーフ金貨に
純金という刻印はありません。

それにスリーナインと
フォーナインという２つの純度の
バリエーションがある以上は
必ず納品時に説明するもの。

お店側ももう少し丁寧に
説明するべきではないかな…
とは感じた次第です。

資産用に使われる地金型金貨で
メジャーなのはメイプルリーフ金貨と
ウィーン金貨ハーモニー、そして
カンガルー金貨があります。

ほとんどフォーナインしか
流通していないのですが実は
パンダ金貨に関しては別物。

地金型金貨の中でも
パンダ金貨はスリーナインしか
発行されていないことで有名です。

プラチナはスリーナイン

ちなみにスリーナインと言っても
プラチナにおいての最高純度は
フォーナインでなくスリーナイン。

ただし、ゴールドにおける
スリーナイン（999）と異なり
プラチナのスリーナインは9995。

9995というのは99.9%よりも
若干高い99.95%なワケです。

そんなプラチナでも
古いものだと9995の刻印でなく
999のものもあります。

先日ご相談受けたのですが
”何十年か前に当店で購入した
プラチナインゴットの売却について
純度が低いけど問題ないのでしょうか？”
ということでお持ち込み。

確かに現在のプラチナインゴットは
99.95という刻印が入ってますが
お預かりしたものは99.9ということで
0.05低いものではありました。

99.9刻印ですが田中貴金属の
事情によりものであったため
99.95刻印と同じ値段にて
お買い取りさせていただきました。

もしも違うブランドならば
値段は下がった可能性もありますが
インゴットは基本的の製造元で
売るのがベストではあります。

ゴールドの最高純度が
フォーナインなのでプラチナも
同じで捉える方もいらっしゃいます。

しかし、プラチナの場合は
技術的な面でゴールドほどの
純度（99.99）を出すことが
難しい貴金属となっています。

貴金属資産の2大巨頭として、
ゴールドとプラチナがありますが
資産用としての純度は異なるので
覚えておいて損はないかと思います。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(2/23)の貴金属価格】
　ゴールド：10,820円/g（-2）
　プラチナ：4,901円/g（+90）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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