18金メガネのネジが鉄製に入れ替わってました

投稿日:

2837 Gold

 

LINEからの問い合わせで
メガネ修理のご依頼。

18金素材だったのですが
フレーム途中が折れたとのことで
ロー付け修理の問い合わせ。

他店のメガネ店だったら
少々高かったようで相見積もりと
なる可能性ではありましたが
当店の方が安かったようで受注。

 

さて、いざメガネを
修理しようとパーツを解体すると
ビックリしたことがありました。

お預かりしたメガネというのは
レンズの枠がないタイプでして
ネジを通して止めるデザイン。

ロー付けとなると高熱を
当てることになるので一度
全部バラしたのですけれども
何とネジが鉄製のもの。

 

これの何に驚いたかというと
フレーム自体は18金でしたが
ネジが18金ではなかったため。

メガネフレームですが
フレームが18金であれば通常
ネジも18金が使われるもの。

ですが、お預かりしたときに
ネジを見てみるとどうにも色が
フレーム部分と異なったので
調べると金ではなかったのです。

 

で、お客様に確認したところ、
まさかネジも18金であるとは
思ってもいなかった模様。

ただ、メガネを購入後に
レンズ交換をされたようでして、
その際にネジが金製から鉄製に
変えられた可能性が高いとお伝え。

その話を聞いてからはお客様も
ビックリされておりました。

 

レンズ交換を行った職人が
意図的にネジを変えたのか、
18金と気付かずよかれと思って
新品のネジに変えたかは知りません。

ただ、通常18金であるハズの
パーツが入れ替わっていたことには
本当に驚いた次第でございます。

 

 

直販店で買わないリスク

まさか途中で商品が
意図しない物に入れ替わってる
なんて信じられませんが
そのリスクはお店によっては
潜んでいるもの。

時計の世界においても
正規品と並行輸入品という
言葉を耳にしたことが
あるかと思います。

 

これは時計のメーカーから
直接仕入れて販売する正規販売店、
メーカーと関係ない業者や個人が
仕入れた販売する並行輸入と
入手ルートが違う物。

同じ商品であっても
それが消費者に届くまでの
ルートは異なることも
あるってことです。

 

で、これは時計に限らず
色んな商品にも該当するもので
資産用として扱われている
ゴールドやプラチナも同様。

たとえば当店の場合は
田中貴金属工業の特約店なので
同社から仕入れた金製品を販売する
正規販売店といったようなもの。

しかし、違うルートから
仕入ることも可能ではあって
それらのほとんどは地金商以外で
買い取られたものばかりです。

 

地金商はインゴットなど
貴金属品を買い取った場合には
リサイクルとして使い回します。

しかし、地金商以外のお店は
自社でリサイクルできないので、
他店やオークションなどへ転売。

そういったものはインゴットの
正規販売店以外に流れていくので
結果として正規ルートでなくても
流通しています。

 

田中貴金属工業のインゴットも
直営店や特約店といった正規販売店でない
お店でも取得は可能ということ。

もちろん全てが中古品でなく
金市場から流れ着いているのもあるため
全てのインゴットがそうではありません。

 

海外では一時期インゴットに
タングステン製の偽物が出回った
時期というのがありました。

入手ルートが分からない
インゴットだと最悪な場合に
偽物を掴まされることもあります。

高価な現物資産だからこそ
購入する場合には一番信用できる
地金商の正規販売店がベスト
…ということです。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(6/13)の貴金属価格】
 ゴールド:12,937円/g(+7)
 プラチナ:5,403円/g(-22)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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