日本では賛否両論な金製のジュエリー

1979 Gold

昨年度の世界金需要が
コロナ禍前まで回復した
という調査結果が公開。

国債調査機関であるWGC
（ワールドゴールドカウンシル）が
1月末に発表したもので2021年は
前年比10%増しの需要量。

特に宝飾品の消費が
高まったこともあって
コロナ禍前の2019年を
上回る水準だったようです。

宝飾品ほどではないものの
インゴットやコインなどといった
現物投資用の需要も増えたようで
それも後押し。

まぁ、価格が上がってる
っていうことはそれだけ
需要が高まっている証拠。

ここ最近は7,000円/g台以上を
維持してるので当然と言えば当然。

日本ではそういった
感触がイマイチ感じられない
コロナ禍となっての2年間。

2021年は日本国内において
外資系ブランドのジュエリー会社が
数社経営破綻に追い込まれるほど
業系全体の業績が落ちてます。

ブライダルジュエリーが
存在するように密接に関係する
婚姻数もコロナ禍でかなり
減少気味でそんなところも
影響してしまったワケです。

12月も瞬間的には良くなったものの
年越し1月からはオミクロン株大流行で
2022年も出鼻をくじかれてます。

日本にとってももっと
金の需要が高まるといいのですが…
（特に宝飾品）

地金ジュエリーを資産と考えるか？

過去の歴史の経緯から
中国やインドでの金需要は
ジュエリーが大きく占めてます。

これは地金を使ったジュエリーは
持ち歩ける資産ということで
浸透されているのが背景。

婚姻などで金を使う文化が
根強くついており何百年、
何千年経ってもその色は全く
変わってはいません。

そんな地金ジュエリーも日本では
資産と考えることについて
肯定派もいれば否定派と賛否両論。

弊社のお客様の中でも
この考えについては大きく
ふたつに分かれています。

ではそれぞれがどんな
考えなのかというと…

肯定派は最悪お金になるし
節税しやすいし、何よりも
付けて楽しむことができる。

否定派の意見としては
コストが高く換金率も悪いし、
重量がないからまとまった
金額になりにくい。

結局は金銭面という
損得視点で工程か否定かに
分かれている感じです。

地金ジュエリーの目的は
やはり身に付けることであり
資産性という観点でみると
どうしても価値は微妙なとこ。

とはいえ中国やインドで
かつて使われていたような
身に付けて持ち運びやすい
…という点でのメリットも
声の一部ではありました。

最近はジュエリーとして
資産として、そのどちらの
用途も兼ねたものとして
高純度のジュエリーも人気。

特に中東で需要の高い
純金や22金のジュエリーとなると
純度が上がることによって
換金性が高まります。

世界の資産家や富裕層は
重量の重い金工芸品を集めて
資産の糧としています。

しかし、重量が無理なら
純度を重視することによって
資産性を高めることはできます。

金製品の換金性というのは
重量と純度で決まるワケなので
どちらかを重視すればOK
ってことですね。

ちなみに私は祖父から
譲り受けた喜平のブレスレットを
お守り代わりに付けてます。

換金するつもりはないけど
金を取り扱うものとしては一応
身に付けていた方がいいかな…。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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