ゴールドとプラチナがコンビの貴金属品買取

2690 Gold

先日コーティングと
サイズ直しで指輪をお預かり。

デザインを見ると
お分かりになる方も多い
特徴的なブランドの指輪。

購入されたお店に
持っていかれたようですが
そのお店は現在閉店しており
他の宝石店ではコーティングも
サイズ直しも断られたようです。

新たに同じ指輪を購入するか
といってもブランド品なので
簡単にスッと買えない代物。

ただ、今のままでは
サイズ直ししないと指に入らないし
換金するのももったいない。

どこかで修理できないか
しばらく放置してたところ、
たまたま当店のスタッフに出会い
お持ちになったのでした。

お預かりした指輪ですが
艶消しされた地金のラインと
四角形が連なった黒色のラインが
2重に重なっているデザイン。

そう、160年以上の歴史を持つ
ハイジュエリーブランドである
ブシュロンの指輪でした。

このブシュロンはキャトルという
シリーズがファッション用に人気で、
好きな方は結婚指輪として買う方も
いらっしゃいます。

そんなキャトルですけども
PVD加工というコーティングが
一部に施されています。

※黒い部分がPVD加工の施された部分

これはコーティングとあるように
メッキではなく、色味だけでなく
強度を高めてくれる加工。

ジュエリーだけでなく、
時計にも使われている技術で
ブシュロンの代名詞的な加工。

しかし、使っていくうちに
どうしてもコーティングが剥がれ
色味が薄くなってしまうので
そちらの再コーティングを
ということでした。

ちなみにサイズ直しですが
このキャトルは1周グルっと
同じデザインが施された
フルエタニティリング。

サイズ直しをするってなると
どこか切断して、地金を足す
という作業が必要となります。

なので、足した部分は
元のデザインにはならない
条件付きではあるのですが
お受けさせていただきました。

コンビとなった貴金属買取

ブシュロンのキャトルとは
今回の指輪のようにラインで
色味が違うデザインが特徴的。

ですが、ブシュロンでなくとも
このようなジュエリーは普通に
販売されていたりします。

当店でも結婚指輪では
チタンとゴールド・プラチナが
組み合わさったものもあります。

それにホワイトゴールド、
ピンクゴールド、イエローゴールドの
3色ゴールドが使われているアイテムも
店頭には置いてあったりします。

このように異なる素材を
使用されたジュエリーに関して
コンビと言うのですが先日
このような質問をいただきました。

”18金とプラチナ850のコンビの
リングがあるのですが、この買取は
どのように査定するのですか？”

当店ではジュエリーや工芸品等
貴金属の買取を行っていますが
その多くは金製品、プラチナ製品。

ですが、先ほどのような
コンビ製品もゴールドとプラチナで
形成されているのであれば当然
買い取っております。

ではこのコンビ製品を
どのように買い取るかというと
どれぐらいの含有量であるか
比率を出して査定してます。

どのようにして、その比率を
出すかというと目利き

外見やジュエリーの構造から
ゴールドとプラチナがどれぐらいの
割合で使われているかを見て計算します。

ちゃんとどれだけ含まれるか
計算するワケで、ジュエリーの
構造を知っている宝石店販売員なら
見極めれる代物ということです。

分解するワケにはいかず
かといってどちらかに偏って
買い取るワケにはいきません。

ちなみに当店で買い取った際は
コンビ商品もどれだけの比率で
計算したか明細をお渡しするので
ご安心くださいませ。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(1/18)の貴金属価格】
　ゴールド：10,582円/g（-37）
　プラチナ：4,758円/g（-22）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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