ゴールドとプラチナは逆相関になると他で聞いたのですが…

2864 Gold

円安で1ドル160円を超えた
数日後に円建ての金相場も
最高値を更新。

最近はずっと暴落せずで
高値が続いていたこともあり
また数年は最高値更新の日が
続いたこともあり、もはや
見慣れた感はありました。

ただ、何と言いますか
やはり数年前と違って
お客様の入りが全然異なる状況。

最高値にもかかわらず
購入しに来店される方が多く
店頭はドタバタしました。

数年前だと売却に来る
お客様が圧倒的だったのだが
それが今では買いに来るのだから
全く目的が違うということ。

特にジュエリーや工芸品など
貴金属品のリサイクルでの買取が
多かったのだが最近はそこまで。

何と言いますか以前は
査定作業に追われていたのが
現在は現金を数える作業が多い
印象ではあります。

薄利多売な手数料商売なので
金額よりも取引が多いほど
ありがたい限りです。

購入に来店されるお客様には
リピーターも多いのですが
新規の方が多いのも特徴。

一昨年から広告費を掛けて
宣伝しているのもありますが
ゴールドの輝きに魅了されて
いらっしゃるということ。

何度かブログでも載せてますが
年齢層も中高齢の方ばかりでなく
若年層が増えてきている。

何かとゴールドという資産は
注目されなかった日本ですが
高値という価格の観点から
注目されている資産商品。

啓蒙活動を続けてきた
私としてはその魅力が伝わってきて
嬉しい限りではありますね。

ゴールドとの相関関係

ありがたいことに当店は
県外からからお越しになる方も
いらっしゃいます。

先日も山口県から
ご来店されたお客様が
いらっしゃったのですが
こんな話をいただきました。

この前行ったお店で、ゴールドはプラチナと逆相関関係にあるって言われたけど本当ですかね？
ゴールドが上がるとプラチナが下がりやすい…って聞いたんですけど。

逆相関関係ということは
お客様がおっしゃったように
どちらかが上がるともう片方が
下がるといった関係にあること。

ですがこのような話を私は
今まで一度も耳にしたことがなく…

又聞きではあるので
何とも言えないところですが
もしかしたら、とある期間なら
そんなこともあるかと思いつつ
軽く否定だけしておきました。

確かに今の相場を見ると
高値圏内を維持するゴールドに比べ
プラチナは半値ほどの相場です。

10年ほど前の相場に比べると
反転しているのは事実であるため
逆相関にあるかもしれません。

ただ、それはあくまでも
過去と現在の定点観測での結果で
これまでの動きや需給状況からすると
そうとは言えないものではあります。

ではゴールドと逆相関にあるもので
どんな商品が該当するのかというと
金利や株価といったところでしょうか。

金利は利息に応じて預けるだけで
利益が入るということでそういった
商品に乏しいゴールドからすると
ライバル関係にあるもの。

そして、株価というのは
全体的に景気が上調子のときに
上がりやすい商品であって
有事に強いゴールドとは反対に
動くこともある商品。

最近ではこれらとの
相関関係も崩れてますが
プラチナに関してはあまり
聞いたことがない話なのです。

強いて言うとするならば
プラチナは自動車など産業用の
需要が高く特にヨーロッパ経済の
影響を受けやすい資源ではあります。

景気が悪くなると需要が減ることで
価格下落に繋がりやすいプラチナ、
景気が悪くなってもリスクヘッジに使われ
価格上昇に繋がるゴールド。

こう考えると逆相関関係に
当たるのかもしれませんけども
ゴールドの需要の一部としては
プラチナのような工業用もあるので
そう当てはまる話ではありません。

極論ではあるかもしれませんが
結局のところ市場を操作してるのは
人間なので、どう動くかなんて
神のみぞ知るということです。

いや神様でもそこまでは
分からないかもしれませんね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/10)の貴金属価格】
　ゴールド：13,558円/g（+60）
　プラチナ：5,742円/g（-83）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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