せっかく手にした18億円分の密輸金！現金化の意図は…

1989 Gold

消費税の増税であったり
金価格の上昇に伴って
年々増えてきた金の密輸。

コロナ禍によって海外渡航が
困難なこの2年ほどですが
それまで密輸件数は増加の一途。

黙って日本に持ち込めば
消費税分の10%が利益になるので
多ければ多いほど利益も増える構図。
（密輸失敗リスクも高まりますが）

そんな密輸で押収された金が
売りに掛けられたという
ニュースが報道されてました。

その量は約244kgであり
最近の相場が7,600円/gなので
単純計算でも18億円ほど……

ちなみに押収された金は
罰金を払った後に輸入時の
消費税（10%）を支払わないと
もらえないので単純に
罰金分が損失になります。

ただ場合によっては
裁判によって没収されるので
そうなると返ってきません。

今回売りに出された
金（ゴールド）というのは
罰金に応じず返還されなかった
金ということでした。

ちなみに今回出す金は
一度溶かして固めたもの。

刻印がどうなるのか
単純に固めるだけなのか
具体的な情報はないのですが
落札者は1名のみ。

18億円とかなり大金なので
買える​人も限られますが
今月24日が申し込み期限で
売上金は国庫入りだそうです。

もっと金を持った方が…

というニュースがあったのですが
これを見て単純に思ったのは
売らなくてもいいじゃん
…という感想でした。

国にとって18億円というのは
予算の割合的にはそこまで
すぐ必要とは思いませんし…

それなら国の資産である
金に追加すればいいのに
なんて感じた次第です。

世界では各国が外貨準備金を
用意しており国家単位としても
資産運用を行っています。

この外貨準備は為替介入資金、
外貨建て債務等に使う準備資産で
日本はその準備高が中国に次ぎ
第2位という立ち位置。

世界の外貨準備において
最も使われている通貨は
不動のアメリカドルであり
その次がヨーロッパユーロ。
（ちなみに日本円は4位）

信頼できる通貨でないと
意味がないのでこういった
上位2つの通貨は動くことが
ほぼないのですが実は第3位に
位置を付けているのが金。

金（ゴールド）は世界で
通用する無国籍通貨として扱われ
保有する国も多岐に分かれます。

そんな金をもちろん日本も
保有してはいますが外貨準備高に反し
金保有量に関しては世界で9位。

外貨準備高1位の中国と
金の保有量を比べると約半分しか
日本は持っていません。

ほとんどがドル建て債券で
アメリカとの関係性が分かる構図。

こういう状況が良くないのは
私でなく多くの評論家が語っており
他の外貨を持とうにも関係性の問題で
今の日本の国家力・外交力では
なかなか踏み出すことも難しい状況。

だからこそわざわざ換金せずに
少量でもそのまま国の資産として
持っておいた方がいいと感じた次第。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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本日の感情体神様はタカオカミ。
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