金（ゴールド）の埋蔵量が多い国は今後巻き返すのか？！

2325 Gold

東京出張の1日目は
ビッグサイトでの展示会。

そして、2日目は御徒町界隈を
ひたすら回りまくって終わり。

なぜ御徒町なのかというと
この町はジュエリータウンと呼ばれる
日本最も宝飾品店が集まっている
場所であるため。

日本国内において
ジュエリーが盛んな場所は
この御徒町と山梨県甲府市。

ジュエリーは天然宝石と
貴金属の組み合わせによって
構成される装飾品です。

甲府はどちらかというと
宝石がメインとする場所でして
御徒町は宝石の土台の地金関連が
強いといった感じです。

なぜそれぞれの街が
ジュエリータウンとして
有名になったのかというと
このような背景があります。

甲府は水晶発祥の地であり、
豊富に産出できたこともあって
水晶を研磨する技術が高まり
宝石に応用されていったため。

そして、なぜ東京の御徒町が
じゅえりータウンになったかというと
この地域は浅草など寺社仏閣が多いため。

本来は神具仏具を扱う業者が
多い街だったけど、戦後に西洋文化が
入ってきたことがきっかけで加工技術が
宝石に活かされるようになりました。

その結果として、ジュエリーを
加工する業者、小売店に卸すお店、
小売店が集まるジュエリータウンに
発展することとなりました。

ということで御徒町の通りを
何度か行ったり来たりして
卸屋から小売店まで色々と
物色してきましたよ。

卸屋やメーカーのお店には
業界の動向やトレンドなど、
小売店ではお客になりすまして
店頭商品の情報収集や接客術を
仕入れることが目的でした。

ちょうどIJT（国際宝飾展）の
イベントと被ってはいたのですが
出展してない卸屋さんもおり
普通に営業している店が多かったです。

御徒町はインバウンドによって
外国人観光客によるジュエリーの
購入がめちゃくちゃ増えました。

しかし、この近年のコロナ禍で
観光客も減り、その影響からか
小売店にはあまりお客様が
いなかったように思います。

とはいえお客様は私以外
ほぼ外国人でしたけどね。

ということで久しぶりに上京して、
業界情報を仕入れることができたので
早速業務に活かそうと思います。

それにしても御徒町に来たのは
5年ぶりくらいなのですが金価格高騰で
卸価格もかなり上がったなぁ～
…とふと感じてしまいましたね。

ゴールドが採れる国

”ゴールドを連想する国”となると
色んな意見が出そうですが、
”ゴールドが眠っている国”だと
かなり絞られるかと思います。

先日お客様からこのような
質問をいただきました。

”現在、ゴールドの産出量が
多いのは中国ですが、今後は
抜かれることあるんですかね？”

ゴールドは稀少性が高いため、
永遠に採り続けるなんてことは
もちろん難しいでしょう。

今でこそ中国での産出量が
多い状況ではあるのですが当初は
南アフリカの1強でしたから。

では今後世界でどの国が
ゴールドの産出量が増えそうか？
…ということではその場合は
埋蔵量がポイントになります。

埋蔵量というのは言葉の通り
採掘可能な量のことを示しますが
そもそもゴールドが地球上から
あとどれぐらい産出できるかというと
数字にして約53,000トン。

今の産出量のペースで進むと
18年～20年ほど経過してしまうと
採れなくなる量となります。

ではそのゴールドの埋蔵量、
どこが多いのかというと
実は中国ではなく以下の通り。
※2021年度の数値（Mineral Commodity Summaries）

1位：オーストラリア
2位：ロシア
3位：南アフリカ共和国

この中でもオーストラリアと
南アフリカ共和国では過去に
ゴールドラッシュが起きた国。

ゴールドラッシュというのは
金鉱山や採掘地に人が殺到するもので
19世紀に起きた現象。

アメリカ、カナダ、オーストラリア、
そして南アフリカ共和国で起きたもので
世界中からゴールドを求めて
人が押し寄せたものでした。

その中でもオーストラリアは
大きな金塊がよく採れる国でもあり、
国の発展にも貢献した歴史があります。

産出量のトップは中国ですが
埋蔵量ではオーストラリアの
5分の1程度しかありません。

今はたくさん採れるでしょうが
産出量のランキングも時間と共に
変動していくのでは…と思います。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(1/18)の貴金属価格】
　ゴールド：8,726円/g（-50）
　プラチナ：4,830円/g（-111）
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