正規店でのインゴット購入は取得額の乖離に効果的

2443 Gold

ここ最近、メディアで
報道されている強盗事件。

狙われているものは依然として
貴金属品か高級時計のみですが
全国各地で頻発してます。

貴金属品は金価格高騰によって
売却すると、いい値段になるので
狙われてますが、何と言っても
小さいのに単価が高い。

盗みやすい運びやすい、
価値が高いと強盗するには
ある意味うってつけな品。

で、高級時計も最近は
高く換金できるったことで
ターゲットになるようです。

先日も銀座のロレックス専門店で
白昼堂々と強盗事件がありました。

強盗として容疑に掛けられたのは
19歳前後と若者によるものでして、
なんだか本当に騒々しい世の中だなぁ
…なんて感じた次第ですよ。

ちなみにロレックスですが
この数年は転売目的で購入する
というケースも増えています。

なので最近では転売防止で
購入時に身分証明書の提示であったり
保証書の発行を数か月後にするなど
メーカーも対策を行ってます。

中には購入制限もあるワケで
高級品ではあれど時計なのに、
ゴールドを買うよりもハードルが
上がってるような気もします（笑）

それだけ高級品であるため
ロレックスにも当然ながら
個体番号などが存在します。

そういった番号を共有することで
偽造防止、盗難品の発見に役立つ
といったことに使われてます。

ロレックスやパテックフィリップ等
コロナ過で一気に高騰した高級時計は
富裕層の買い占め＆買い貯めが原因
とも言われてます。

金価格高騰で金の密輸が多発したけど、
値段が上がるほど犯罪要素が高くなるのは
時計業界でも同様のことではありますね。

インゴットにも個体番号

ロレックスの個体番号は
発売時期、モデルによって
刻印されてる場所が違います。

文字盤に刻印されていたり
ケースの12時方向とバンドを
外さないと見えない場所にも
記載されていたりします。

製造年も分かるようなので
これってインゴットにも
似ているなぁ…と感じた次第。

インゴットをお持ちの方、
本ブログをお読みの方ならば
既にご存じかもしれませんが
こういった番号はインゴットにも
存在しているんです。

全ての重量のインゴットに
刻印されているのもあれば
軽いインゴットには番号が
刻印されてないものもあって、
それはブランド次第。

インゴットのこの番号も
いつ製造されたものか分かるので
ロレックスの個体番号には
近しい存在であるってことです。

そして、まさに用途も
ロレックスに似たものでして
転売・盗難・製造年照会などに
使われます。

先日、このような質問を
お受けすることがありました。

購入したインゴットを
他人に販売したいのですが
何か弊害はありますか？
…という個人事業主の方。

商売上は販売するだけで
特に問題はないかもしれませんが
懸念事項として引っかかったのが
もしも購入者が地金番号を
照会する必要が発生した場合。

地金番号はあくまでも
製造年を照会するものでして
販売日や購入日に関しては
取引の伝票も必要となるワケで
地金番号だけでは特定できません。

なので、誰かが代理で販売すると
購入者がもし購入伝票を無くし、
購入日を照会したいとしても
製造年と乖離が発生するかも
…ということです。

製造日と購入日がそこまで
離れていないのであれば
問題ないかもしれません。

ただ、数年、数十年も
乖離すると実は取得金額の
参考にはならないかもしれない
…ということに繋がります。

そういった意味でも
地金番号の入ったインゴットは
製造元の直接取引がある直営店や
特約店での購入がベストです。

伝票を無くさず持っておく
購入店がまだあり照会できる
など取得価格の把握がいつでも
できる環境があるのであれば
問題かと思います。

ただ、ひとつのリスクとして
安全性の高い購入方法を選ぶのも
ゴールドを買う上での注意点です。

ちなみに今回被害にあった
ロレックス専門店ですけども
当社近くにも支店があります。

商店街の中ではありますが
通りにはガラス張りで商品が
ズラッと並んでいます。

ガラス越しとはいえど
高級品が目に見えるところに
置くのはセキュリティ上
怖いところではありますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/16)の貴金属価格】
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