インゴットの買取単価グループを決める基準

2664 Gold

ブログを見てきましたが
こちらのインゴットって
買い取ってもらえますか？

とお持ちになったのは

あまり国内では目にしない
ブランドのインゴット。

LOGAMと刻印された
そのインゴットは
インドネシアのブランド。

ただ、前回と違ったのは
今回お持ちになったお客様は
保証書も付いていました。

買い取りにおいて特に
購入時の伝票や保証書は
必要としておりません。

こういった書類があると
取得先確認やLBMAブランドなど
話が早いので助かるワケです。

ちなみに前回のときは
初めて買い取るブランドなので
確認の時間が少々掛かりました。

しかも、入手経路を聞くと
海外で購入した物だったようで
輸入時の書類などの確認など
手間取ってしまったのです。

ただ、今回はそのときの
経験もあって見積もりをすぐ伝えて
スムーズな取引ができました。

今回お持ちになったお客様は
他店で何店舗か売却されたのですが
海外ブランドということで
断わられたようでした。

保証書を見せたけども
結局のところブランドの都合で
買い取ってもらえなかった模様。

また、お店によっては
引き取ってくれるも査定では
”海外ブランドだから”という理由で
相場よりもかなり安い金額を
提案されたのでした。

で、LOGAMや買い取りなどの
キーワードでネットを検索すると
私のブログにヒットしたのでした。

以前買い取ったLOGAMの
インゴットは残念ながら重量割れで
若干値段は下がりました。

しかし、今回は保証書と
刻印通りで特に値段が下がることなく
お買い取りできたのでお客様にも
喜んでいただくことができましたね。

買取価格にランクがある理由

市場価格によって日々
値段が変動するゴールド。

インゴットや金貨、そして
ジュエリーなどの貴金属品の
買取もその市場価格によって
当然ながら日々変動します。

日々公表されている
価格というのは純度が一番高い
インゴットや地金型金貨に
採用されるもの。

あとは重量に応じて
実際の買取価格が決まるのですが
実はインゴットのブランド次第で
この単価が変わることがあります。

当店は田中貴金属特約店として
田中貴金属と同じ基準にて
インゴットを買い取ってます。

ただ、ブランドによっては
買取価格が同社サイトの記載より
下がってしまうことがあります。

過去に本サイトのブログでも
お伝えしたことがあるのですが
メタロー社のインゴットだと
若干値段が下がります。

だいたい50～60円/gほどですが
買取単価が下がってしまうのです。

このように単価が下がるのは
今稼働していない企業のインゴット、
過去に品質的な問題があった企業など
買い取りにおいて精製分析が必要で
そのコストが発生するため。

↑メタロー社の刻印です

通常そのようなインゴットは
一度お預かりして、精製分析して
その結果、問題がないようならば
公表価格で買い取りします。

しかし、この精製分析は
時間も手間も掛かってきます。

ある程度、信用できるブランド、
品質であるならば、時間削減として
その場で買取価格を下げたもので
取り引きするということです。

ではどのブランドならば
買取価格が下がるのかというと
結局のところ地金商の塩梅次第。

精製分析が必要であれば
基本的に買取価格は下がってしまい
どういうものなら分析するのかは
買取店次第なのです。

ただ、ほとんどのお店では
LBMA（ロンドン貴金属市場協会）
（一社）日本金地金流通協会に
関与していれば、買取価格を
落とすことなく対応してます。

もし、これからインゴットを
購入される方はこのように
買取価格に響かないブランドを
選ぶことが重要となります。

それだけインゴットで
ブランドは大事な要素なのです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(12/23)の貴金属価格】
　ゴールド：10,393円/g（+52）
　プラチナ：4,999円/g（+58）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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