インゴットに意図的な加工を施した場合のデメリット

投稿日:

2915 Gold

 

べっ甲のメガネ修理を
お預かりしました。

ずっと使ってきて
愛着があるメガネなので
何としてでも直して欲しい!
…とのことでのご依頼。

普段からそのべっ甲のメガネを
掛けていらっしゃる方でしたが
引っ掛かってしまいテンプルが
バキッと折れた状態。

 

べっ甲のフレーム修理は
過去に何度か受けたことがあり
実はそのお客様のメガネも一度
お直ししたことがあるもの。

そういった経緯があるので
当店へお持ちいただいたのですが
職人に相談すると廃業したとのこと。

何名かべっ甲職人を抱えてますが
加工技術に定評があって
値段もリーズナブルだったので
何かあってはお願いしてましたが
残念な返答でした。

 

べっ甲はタイマイという
海亀の甲羅から作られるもので
限られた資源であるがために
なかなか良い金額がするもの。

高額品なので需要も激減し
職人の数も高齢化に合わせて
減っていってるのが現状。

自然素材であるがゆえにべっ甲は
加工できる人も限られるのです。

 

当店のメガネ担当者もだいたいの
フレームは何とかなれどべっ甲を
直せる技術はなく。

他のべっ甲職人に見てもらうも
なかなかいい金額したので
お客様に見積もりを伝えると
予想外の値段にビックリ。

とはいえ他に修理を受ける
メガネ屋さんも無かったようで
なくなくご了承いただきました。

 

メガネは視力矯正用商品で
見えにくい人にとってしてみれば
生活する上での必須アイテム。

肌との接触も強いので
ある意味、ジュエリーよりも
壊れやすい物ではあります。

 

数千円、1万円弱のメガネなら
壊れても買い直しがききますが
べっ甲だとそうはいきません。

高額品であるがために
扱いも慎重にしないと
泣きを見てしまうことに…。

改めて物は大切に扱わねば
と感じた次第です。

 

 

折れたインゴットの行く末

バキッと折れてしまった
メガネフレームの修理。

今回はべっ甲素材だったが
プラスチックでこの手の修理依頼は
実は結構たくさんいただいてます。

ただ、先日ちょっと当店では
何ともならない問い合わせを
電話でいただきました。

 

”折れたインゴットを
買い取ってもらえますか?”
という内容であった。

話をもう少し深く聞いてみると
家の倉庫から金のインゴットが
出てきたけど、既に折れており
刻印が全く入ってないもの。

サイズ感を聞いたところ
1000gサイズほどの金塊でして
半分に折れてしまった状態。

 

インゴットが折れていた時点で
当店は買取しないのですが
話を聞いてなおさら今回は
買取れませんとお伝えしました。

というのも折れていたのは
亡くなった持ち主が意図的に
切ったものだったのでした。

買った時は安かったものの
値段が高騰するにつれて
税金対策が必要となったので
切ってしまったとのこと。

 

残念ながらこういった
インゴットというのは
なかなか買い取ってくれる
お店はありません。

脱税ほう助であったり
見方によってはマネロンとして
扱われることもあるためです。

インゴットは買っても
絶対に切ったり刻印を消したり
しないように注意しましょう。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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