インゴットを正規店で買わないときのデメリット

2048 Gold

先週電池交換を…
ということで腕時計を
お持ちになったお客様。

ブランドは高級時計
ROLEXだったのですが
蓋を開けてみるとちょっと
安っぽい造りに…。

そもそもROLEXは
電池式のラインナップが
あまりないブランド。

自動巻きがメインで
どちらかという時代に乗って
電池式（クォーツ式）が
誕生した感じです。

なので珍しいとは
思っていたのですが
不安していたことは的中。

お客様も認識済みだったので
問題はなかったのですが
ちょっと躊躇しました。

中には本物と思って
修理などで高級時計を
お持ちになる方もいるので…。

ただ、お客様はこの時計を
何度も電池交換しながら
使っていたようでして元々は
本物だと思ったようです。

友人から譲り受けた際は
本物と言われたようですが
初めて他店で電池交換した際に
店員さんから言われて偽物と発覚。

何かの肩代わりなどではなく
純粋にもらったモノなのでその友人に
文句はなかったようですが本物か
どうかがハッキリしてないのは
微妙なところではあります。

最初から偽物として使うのと
本物として使うのでは
気持ちの持ち方が全然違いますからね。

ちなみに弊社では偽物の
ブランド時計について電池交換は
受けてますが分解掃除などは
ばらしての修理は受けてません。

ブランド次第では…

そんな時計のブランドのように
金地金（インゴット）というのも
ブランドは重要なもの。

偽物ブランドである場合
ウチのように修理を受けない店が
あるように偽物のブランドは
買い取れないお店ばかりです。

で、当然ですが金自体も
偽物だとなおさら買い取るほどの
換金価値もありません。

腕時計を購入する際、
正規品と並行輸入品があります。

海外で製造された商品を
そのまま直輸入で正規販売店が
販売している正規品。

並行輸入品に関しては
海外で製造された商品を
正規販売店以外買い付けたもの。

結果、物としてみれば
一緒の商品かもしれません。

しかし、並行輸入品は
正規販売店でない業者なので
取次業者次第では偽物を
掴まされるリスクがあります。

並行輸入品は正規店でない分、
価格が若干安くなる点もあるけど
物が偽物となるとメリット以上の
デメリットとなってしまいます。

結局のところ安心して買うなら
正規店で正規品を購入するのが
ベストなのですがこれが時計も
金（ゴールド）も一緒なのです。

インゴットに刻印されている
ブランドは製造した企業のロゴ。

製造業者の直営店や特約店など
直接取引しているお店であれば
安心できますが、そうでないと
リスクが発生するということです。

たとえば弊社の場合だと
田中貴金属工業の特約店なので
販売しているインゴットの
ブランドは田中貴金属のみ。

しかし、田中貴金属工業の
直営店や特約店でないお店でも
田中貴金属のインゴットを
購入できることはあります。

これは田中貴金属工業が
製造し金市場に流したインゴットを
購入したお店かもしれませんし、
消費者から買い取ったインゴット
ということもあります。

ブランドのまがい物を
避けるということであれば
お店選びが重要ということ。

インゴットを買いに行って
どのブランドを納品できるか
現時点では分かりません…
という業者もいるという話を
先日お客様から聞きました。

値段は田中貴金属よりも
安かったようですがこうブランドが
あやふやだと心配ではありますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(4/15)の貴金属価格】
　ゴールド：8,869円/g（+63）
　プラチナ：4,507円/g（+27）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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