多少の窪みも重量や刻印への影響さえなければ大丈夫？！

2603 Gold

この1カ月で円建て金相場は
500円ほど動いたこともあって
短期で売買する方も。

現物はコストが割高なので
通常であれば長期運用が
基本となってはいます。

しかし、利益が確定して
一度売却される方も
チラホラと見えます。

特に8月末から金相場が
1万円に上がってからは
売却件数が激増。

いかに長期運用向きといえ
一度は利益を手にしたいのでしょう
買って間もない綺麗なインゴットを
見る機会も増えましたね。

また、インゴットの利益は
年間で50万円を超えなければ
非課税なのも後押ししてます。

下手に課税対象となると
そのタイミングでの所得税のみならず
翌年の住民税も増えてしまうので
そういったのを嫌がる方にとって
売るタイミングはベストかも。

ということですが
本当に買取が増えてまして
色んなブランドのインゴット、
そして様々な状態のものを見る機会が
増えている今日この頃。

先日このインゴット、
少し窪みがあるんですけど
大丈夫ですか？
…とご相談いただきました。

そのインゴットは田中貴金属の
ブランドでしたが地金番号の下に
若干の凹みがありました。

どうやらインゴットに
何か重い物を落としたようで
その際にできた窪み。

とはいえ重量を計ってみるも
刻印にあった100g以上であり
見た目は凹みがあったとしても
品質としては特に問題なし。

ブランドも純度も、そして
重量も特に買取に当たって
懸念事項はなかったため
特に買取価格に影響することなく
引き取ることができました。

不安がられていたお客様も
安心されていたので良かったですが
確かにちょっとしたものでも
見た目を害すような状態だと
心配にはなるものですね。

インゴットを保管するなら

と、今回の凹みであれば
買取価格に影響しなかったけど
もし当たり所が悪かったら
そうはいかない可能性もあります。

インゴットや金貨の場合は
純度重量が大切であるとはいえ
刻印情報も重要となります。

純度や重量は機械を使って
計測するのですが、その前に
目視チェックをするのですが
刻印で判断することになります。

インゴットはブランドに
左右される代物であるので
そのブランドを確認できない
…となると査定に響きます。

更に地金番号も買取時において
盗難品やワケあり品でないかを
確認する品触れ作業も行うため
買取を断られるケースも。

刻印が消えることは意図的な
工作がない限りありえないけど、
とはいえ何か大きくて重たいものが
上にのしかかってしまうと100%
否定することはできません。

そのため、今回のお客様も
大した凹みではなかったものの
残りのインゴットに関して
不安を感じてはおりました。

その上で聞かれたのが
どうやって保存すればいいですか？
…ということでした。

インゴットや金貨の保管ですが
ベストな方法は銀行の貸金庫。

頑丈なケースに入れるので
その中に大きな何かしらの負荷が
掛かることはまずありません。

インゴット以外に大事な書類も
保管でき安心安全確実ではあるものの
デメリットとしてあるのが
コストが発生するということ。

となれば時点での推奨は
金庫を購入して家での保管。

銀行に比べるとセキュリティや
天災による影響はあるものの
何にも入れないよりかは
有効ではないかと思います。

過去の記事でお勧めの金庫を
紹介してますのでよろしければ
こちらをご覧ください↓↓

で、金庫にしろ貸金庫にしろ
保管する上で重要なのは
純金は柔らかい素材であるため
・できる限り重いものを上に載せない
・インゴットはビニール袋に入れておく
ということ。

前者については変形や凹みを
防止するための対策ですが
後者はもし何かがあっても
外部に漏れないための対策。

何もないに越したことはないけど
最低でもやるべきことは
やっておいて損はないと思います。

r-dimpleー

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(10/23)の貴金属価格】
　ゴールド：10,498円/g（-47）
　プラチナ：4,842円/g（-6）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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