コインの価値が分からない以上、手を出すべきではない

投稿日:

3169 Gold

 

かなり昔に購入した
金貨があるので見て欲しい
…というお客様がご来店。

金色ではあったのですが
純度刻印のない金貨。

色味と手で持った感触で
金製であることは分かるけど
純度に関しては不明。

 

アルプスと少女のデザインに
HELVETIAという文字。

反対側にはスイスの国章
十字マークがデザインされており
20FRと年数が刻印されてました。

恐らくはスイスで発行された
20フラン金貨ではないかと
そんな金貨でしたね。

 

金製であれば売却する
という合意の上で
X線検査装置でチェック。

すると純度が90%ほどで
20フラン金貨の仕様を満たした
そんなコインでした。

年数が1935年とあり
90年前のほぼほぼ
アンティークと謳っても
いいかと思うコイン。

 

このコインに関しては
お客様自身がインターネットで
情報収取されたようで、まぁまぁ
いい値段で販売されてた模様。

買い取りとなるとさすがに
販売価格より下がると思って
色んなお店へお見積り。

 

しかし、ほとんどのお店では
”もっと年式が古ければ…”
”状態が綺麗だったら…”
思ったほどの金額にならず。

あまりアンティークとしての
価値は無いと言われたようで
それならと相場に合わせて買い取る
当店へお持ちになったのでした。

 

今回はなかなかの枚数を
お持ちにありました。

年数はバラバラでして
他にも年数が古い金貨が何枚か。

で、全部売り払っても
今そんなにお金は必要ないし
今回は1枚だけのご売却。

 

年数が100年以上超えるまで
ひとまず残りはもっておこう
といった話になりました。

金価格は高値ですけども
急な出費などないのであれば
すぐ売る必要もありませんので
いい判断かと思います。

アンティークコインなので
まだまだ付加価値が高まる
そんな可能性もありますしね。

 

 

額面情報で判断できない

今回お持ちになった金貨は
純度や重量などといった
刻印が施されてませんでした。

これは古い金貨では
あるあるの話なのですが
仕様が分からない代わりに
額面は施されてます。

通貨としてであれば
どれぐらいの価値になるか
というのが分かります。

 

アンティークコインは基本的に
100年以上経過した物を指しますが
それだけ昔の物だと今回のように
純度などの刻印はありません。

それだけ前のことであると
今のように純度や素材の刻印の
取り決めなんてありません。

素材価値の把握が難しいのも
アンティークコインの価値が
分かりにくい背景でもあります。

 

そのため、もしも
アンティークコインを買うなら
日本貨幣商協同組合(JNDA)
NumismaticGuarantyCorporation(NGC)
ProfessionalCoinGradingService(PCGS)
といった機関の証明書付きはMUST。

JNDAは小判など日本の物、
NGCやPCGSは海外のコインに強く
業者でないなら、こうした
第三者機関の証明は推奨。

そういったのが面倒なら
専門知識や経験が必要となる
アンティークコインは非推奨、
メジャーな地金型金貨一択。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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