インゴットを切断すると売却できないリスク

投稿日:

2722 Gold

 

当店ではROLEXの
分解掃除を良くお受けします。

創業時は時計店ということで
そのイメージを持たれてる方、
直営店では高いということで
お持ちになる方がいるのです。

口コミであったり、紹介で
お持ちになられることが多く
最近では分解掃除だけでなく
修理のご依頼もいただきます。

 

そんなROLEXの修理ですが
文字盤が蛍光しなくなったとのことで
再塗料のご依頼を先日いただきました。

どうやら直営店へ持って行ったら
再塗料は対応しておらず文字盤自体の
交換になるとのことで当店へ
お持ちになったとのこと。

ただ、今回の再塗料に関して
当店はお断りせざるを得ない対応。

 

なぜならば、もし再塗料すると
ROLEXの直営店からは改造品扱いと
判断される可能性があるため。

直営店で再塗料しないという
判断がされたのに違う対応をすると
そう扱われるリスクがあるのです。

そして、改造品とされた場合、
直営店において、修理や分解掃除を
受けてもらえなくなることがあります。

 

つまり、もしも壊れてしまったら
直営店で修理できず、それ以外のお店で
交換部品がなければ修理できない
…なんて可能性もあります。

ROLEXは決して安い時計でなく
高価な物だし、それが壊れたまま
何もできないというのも悲しい話。

最悪の場合には大事な時計が
そうなることもあるので
当店としても止む無しの対応。

 

蛍光部分だけなので、
ひょっとしたら改造品とは
分からないかもしれません。

ただ、少しでも可能性があると
お客様に迷惑が掛かるので
何とも難しいところですね。

 

 

インゴットを加工すると…

たまにですが電話で
”インゴットを切ったのですが
買い取ってもらえますか?”

なんて聞かれることがあります。

500gのインゴットを持っていたけど、
そのまま売ると税金が掛かるから
小さくしてしまえという安易な思いで
切断してしまったとのこと。

 

ただ、このようにインゴットを
改造というか加工してしまったら
当店の場合は買い取ってません。

そのインゴットがたとえ
LBMAのグッドデリバリーバーや
(一社)日本金地金流通協会など
信頼のあるブランドとしてもです。

 

インゴットには必ず
物自体に純度や重量、製造元の
ブランドなどが刻印されてます。

そして、これらの刻印情報は
そのインゴットの品質を保証する
証明になるものです。

インゴットを切断する
ということは品質保証が無くなるので
素材としては認められたとしても
インゴットとしての商品価値を
失うことになります。

 

そのため、切断した
インゴットを買い取るお店は
恐らく国内に存在しません。

今回は切断でしたが
刻印を意図的に加工することで
消してしまっても同様です。

インゴットには絶対に
手を加えないで
ください。

 

あらかじめインゴットも
小さいサイズで持っておけば
切る必要もなかったでしょう。

多少手数料が掛かっても
小さいサイズがいいのは
税金に臨機応変に対応できる!
こういった意図もあるのです。

 

ちなみに百円や千円などの額面が
刻印された金貨を傷つけた場合には
貨幣損傷等取締法に抵触し、
罰せられることになります。

インゴットは貨幣ではないので
切っても法律上は問題ないけど、
買取できないデメリットがあります。

下手なことはしないのが一番
ってことですね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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