インゴットのケースにプラスチックが使われる理由

投稿日:

2598 Gold

 

当店は宝石・時計・メガネの
総合小売店ってことで営業してますが
修理をお受けすることが多いです。

まぁどれもそう頻繁に
買われる商品ではないので
どうしても件数的に修理が
多いのは当然のこと。

数か月前に修理サービスの
サイトを公開してからは
県外からの問い合わせも
多数いただいております。

 

特に問い合わせいただくのは
時計とメガネで、そのほとんどは
他店でも断られたというもの。

時計は修理の中でも特に
電池交換が多いのですが
購入店で断られるようです。

ま、近隣の時計店からも
当店は依頼されるぐらいなので
できるお店が少ないのでしょう。

 

そして、メガネに至っても
同じような状況で、問い合わせで
よくいただくのはフレームの変形、
研磨とネジ交換といったところ。

変形や研磨は確かに断るお店は
多いのでしょうが、ネジ交換ですら
修理を断り、新しく購入を促されるのは
さすがにどうかと思いましたね(笑)

 

ちなみに修理に関するサイトは
こちらとなっています↓↓

【メガネ修理サイト】

【時計修理サイト】

先日もメガネの修理を
お受けしたのですが、今回も
他店で断られたものでした。

ブランド品ではあったので
まず直営店へ持っていっても
修理でなく購入を勧められるのは
ほぼ間違いのないケース。

近くのメガネ店へもっていくも
ブランド店と同様に対応され
修理を断られたようです。

 

そんなメガネの修理ですが
プラスチックフレームの整形。

このプラスチックというのは
長年使っていると縮むもので
それでレンズが外れてました。

そして、側面の金具部分も
当初はなかった隙間ができており
それらを直すというものでした。

 

 

経年劣化で変形する?

プラスチックメガネの
素材でよく使われるアセテート。

このアセテートは比較的
安価な素材なのですが元々の
原材料は綿を使った天然繊維。

元をたどってしまうと
服と変わらない素材であるため
加工方法や経年劣化によって
今回のように縮んでしまいます。

 

といったこともあって
お手頃価格のプラスチックメガネは
結構修理でお預かりすることが
多い素材ではありますね。

ただ、このプラスチックは
ゴールドを扱うに当たって
関係することがある素材。

先日海外インゴットを
売却するために来店されたお客様に
こんな質問をいただきました。

インゴットを購入した場合、過去にインゴットがプラスチックケースに
梱包されることがありますが、なにか理由ってあるのでしょうか?

 

弊社でインゴットを納品する際は
塩ビ製のビニール袋に入ったものを
布袋へ入れてお渡しします。

ただ、そのビニール袋が
プラスチックケースで過去に
納品されたことがあるというお客様。

 

梱包材料なので違いに
意味はあまりないのですが
プラスチックはゴールドを
精錬される際に使われる資源。

というのもゴールドを
溶かす場合には濃塩酸と濃硝酸を
混ぜた王水が使われるのですが
それを使って精錬されます。

ではゴールドを溶かした
王水を何に入れるのかというと
プラスチック素材の器。

 

ゴールドを溶かす王水も
プラスチックは溶けません。

そうした特性を利用して
ゴールドの精錬に使われますが
ひょっとしたらインゴットの
ケースに使われてるのは
似たような理由の可能性も…。

自然界でゴールドを溶かすのは
王水のみで普通に過ごすに当たって
まず接することはないのでしょうが
あるとすればうがい薬にも含まれる
ヨードチンキ。

 

このヨードチンキは王水と
似た成分なので薄い金箔なら
溶かすことができる液体。

身近にあるうがい薬によって
ひょっとしたら溶けるかもってことで
インゴットにプラスチックケースが
採用された可能性も否めませんね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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