新興国中央銀行の需要！ゴールドはジュエリーでも資産か？！

2523 Gold

コロナ禍もあけたためか
海外へ行く友人が増えてます。

もちろん仕事や出張目的が
ほとんどではあるけども
中には転勤や引っ越しで海外という
友人もいるのでビックリ。

で、そういった海外を
見た友達からはしきりに
日本に対する危機感を
持っている気はします。

というのもアメリカに
引っ越してしまた友人からは
お金の動きが全然日本と異なる
と連絡がありました。

特にアメリカでは
ラーメンやうどんなど
日本食だけでなくご当地の
マクドナルドなども値段が高騰。

ラーメンなんて1杯で
4,000円～5,000円がザラで
とてもじゃないが外食は
なかなか厳しい状況。

ちなみに当ブログでも
何度か出したことがありますが
インフレにおいてちょっとした
面白い指数があるんです。

マクドナルドの看板メニュー
ビッグマックの価格を
基準としたビッグマック指数。

そのビッグマックも
アメリカの価格は日本の
約2倍となっています。

と、日本に比べると
尋常ではないほどのインフレが
アメリカでも起こってる状況。

では、それなのになぜに
日本への危機感があるかというと
物価はそれでも海外はその分
給料が高いということです。

あくまでも平均ではあるけど
日本に比べるとアメリカの
平均給与も約2倍ほど。

そんな中でも日本では
テコ入れされてない状況。

先進国とは思えない
状況に傍から見ていると
あまり良くは思えないよね
…ということでした。

新興国で進む金買い

コロナ禍があけたこともあり
海外でバリバリ展開している
取引先と話すことも増えました。

特に最近ではタイ、インドで
ビジネス展開している方も多く
新興国関連の繋がりも増えてます。

で、弊社では金取引を
行っていることもあって
ジュエリーでなく資産運用としての
貴金属の話になることも…。

その中でインドで働いている
人から聞いた話です。

インド人は金のジュエリー好きで有名だけど、その多くはファッションでなく資産目的。
お金をできるだけゴールドに換えるようにしてるが、最近はその風土が政府の行動にも表れている。
中国をはじめ、ゴールドを買い貯めて戦略的な運用をインド等の新興国が行い始めてますよ。

話の中に出てきたインドにしろ
中国にしろ、新興国の中央銀行が
ゴールドの保有量を増やしている状況。

特にこの1年ではシンガポール、
そして中東のイラク、カタール、
UAEの中央銀行がゴールドを購入。

これらの国の中央銀行は
1年で保有量を30%～40%ほど
増やしているのです。

ではなぜこのような新興国が
ゴールドを増やしているかというと

・有事に強い資産である
・世界に通用する資産である
・価値が無くなるリスクが低い
・景気が落ち込んでも強い

というゴールドの強みを
十分に理解しているため。

経済的に不安定な国からすると
ゴールドは資産運用にあたって
必要不可欠な存在。

この数年でコロナ禍と
ウクライナ・ロシアなどの有事で
世界は不安定な状況になりました。

それでも価値が上がり続けた
ゴールドに頼らざるを得ない状況
…ということを認識した上で新興国も
動き始めたのではないでしょうか。

ちなみに日本の中央銀行は
この1年で買い増ししてません。

保有量としては世界9位ですが
今のペースでいくと、その下の
インドに追い抜かれるペース。

外貨準備ではほとんどが
ドル頼りになっている状況ですが
国交都合でドル売りはできなくても、
ゴールドを少しでも買い増しても
いいのではないでしょうか。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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