金本位制度導入で金価格が上がる可能性が高い理由

2419 Gold

弊社のお客様は様々な
自論をお持ちの方が来店されますが
中でも多いのが金本位制度復活説。

かつて、制定されていた
金本位制度がまた再開するのでは？
と思う方が結構いらっしゃいます。

私は基本的にどんな意見も
取り入れるので言われたことに
反論するかというと、一切せず
まずは話を聞く感じです。

むしろ色んな意見があるので
人の思うところを聞けるのは
ありがたいことはあります。

今回、来店された方は
なぜ金本位制度が復活すると
思われたのかというと
アメリカの記事から。

どうやら共和党議員が
金本位制度制定の提案書を
提出したというもの。

それを見て、ひょっとして
近い将来から遠い将来まで
いつの日かなるのでは…と
思われたのが背景でした。

金本位制度に関しては
私は起こらないと思ってますが、
だからといって起こる可能性も
ゼロではないと思ってます。

ちなみに私が金本位制度は
起こらないと思う理由としては
ゴールドの残存量が圧倒的に
足りないため。

金本位制度は保有するゴールドの
保有量により通貨の発行量を決め、
かつて日本でも敷かれてましたが
ゴールドが不足する事態になったので
結局のところ廃止となりました。

ゴールドを大量に持つ国しか
成り立ちにくい制度であるため、
保有量世界一のアメリカならではの
取り組みでもあるってことです。

で、話を戻しますと
アメリカの共和党は昔から
金本位制度の支持派閥。

保守に分類される共和党、
お金と違って作ることができない
ゴールドを好むのも頷けます。

ただ、好きだからといって
それを推すのも難しいワケでして
どういう思い、実施後どうするのか…
その辺りを一度聞いてみたい
ところではありますね。

金本位制度になると…

ゴールドを持つ人になぜ
金本位制度を支持する人が
多い傾向かというと実現すると
金価格高騰の可能性が高いため。

利益を得れる理由以外でも
金本位制の支持者はいますが
色んなお客様に話を聞く限りは
そのような傾向にあります。

ではなぜ金本位制度が
導入された場合は金価格が高騰する
可能性も高くなるのか？？

金本位制度が導入されると
通貨をゴールドと交換するために
同じ価値分のゴールドを
保有する必要があります。

では同じ価値分のゴールドを
保有できていなかった場合に
どうすればいいのかというと、
方法は2つしかありません。

①ゴールドを買い増す
②ゴールドの価格が上がる

ちなみにこの検証について
ロシアを例に計算してみましたが
やはり全然足りませんでした↓↓

ではこれを日本に例を挙げて
計算してみたいと思います。

2022年の日本のGDPは
およそ556兆円という数字ですが
最近の金相場（9,000円/g）で割ると
61,777,777,777gという計算になるので、
これだけゴールドの保有が必要。

日本の直近の金保有量は
846トン（846,000g）なので
全く足りないということ。

となると金本位制度を日本で
成立させたいということならば
保有量をめちゃくちゃ保有するか
金相場がめちゃくちゃ高騰するか
…ということになります。

ちないに相場に期待するとなると
GDP556兆円を保有量846トンで割って
657,210,401円/gの相場にならないと
釣り合わない計算となりますが、
まずこれは絶対にない数値。

どちらにしろもしも
金本位制度が制定されると
ゴールド無しで成り立ちません。

となると制定される可能性も
高くはないのですが、それだけの
高騰に期待できるのであれば、
持っておいてもいいかもしれませんね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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