今までの低インフレ率を維持するのは難しくなってきている

投稿日:

2917 Gold

 

当社本店の店内には
シャンデリアがあります。

このシャンデリアは
結構長く使っているもので
古い物なのでLEDではなく
普通の白熱電球。

 

営業時間内は当然ながら
ずっと点灯している状態なので
ほぼ常にシャンデリアは稼働。

となると電球もそこまで
長く持つワケもなく…。

1つのシャンデリアに
取り付けれる数も多いので
だいたい40個ずつ買い溜める
感じで電球を揃えてます。

 

で、前回買っていた
電球50個が無くなったので
そろそろ買おうと思い
前回の利益を見ると値段に
ちょっと驚きました。

なぜならば前回買った際は
1個当たり97円だった電球が
今回買おうと思ったら297円と
約3倍の金額になってたため。

時間軸としては前回は
5年前のことだったので
ある程度の月日は経ってますが
ビックリしましたね。

 

このまま単純に高騰すると
5年後2029年には1個当たり
891円もしてしまいます。

そうなってしまうとさすがに
躊躇してしまいそうなので
ひとまず今回はいつもより
多めに購入しておきました。

5年後どれぐらいの価格に
なるかは定かではありませんが
あまりにも髙かったらLEDの
シャンデリアに変えた方が
コスパはいいかもしれませんね。

 

 

コロナ過で様々な物の物価が高騰

5年前は2019年ということで
コロナ禍が始まる前の年。

ここからウイルスショックで
世界的に景気が落ち込むなんて
当初は誰も想像してなかったハズ。

ただ、コロナ禍が落ち着いた頃から
金融破綻や円安、ウクライナ有事など
様々なことが起こったことで
物価は徐々に上がりました。

 

IMF(国際通貨基金)による
調査によると2019年以降の日本の
インフレ率(前年比)は以下の通り。

2019:0.47%
2020:-0.03%
2021:-0.24%
2022:2.50%
2023:3.27%

日本はそもそもインフレ率が
先進国の中でも低い方でして
なかなか価格転嫁できない国。

 

今でこそ賃金アップを
推進している政府ではありますが
日本はこれに対した後発組。

更にはずっと円高基調であり
輸入品の原材料に関しても
価格転嫁できていなかったのが
背景にはあります。

 

賃金はなかなかアップできないし、
日本人はそういった原価などを
販売価格に反映するのが苦手な風習。

アメリカやヨーロッパ諸国に
比べるとこれらのことが苦手な日本は
商品やサービスに価格転嫁できなかったので
インフレに対し鈍感だったのです。

しかし、価格転嫁できないと
利益も取れないということになり
そのうち必ずシワ寄せはきます。

 

コロナ禍で商品が売れにくくなり
なおかつ価格転嫁できないことで
ロクに利益も取れなくなるというのは
企業の倒産を意味します。

実際、原材料価格の上昇分を
価格転嫁できなかったり、
付加価値を付けれないなどで
廃業した企業は多々あります。

 

なお、こちらもIMFによる
予測では以下の通りとなっており
今後もインフレ率は大きく下がることは
ないというように言われてます。

2024:2.24%
2025:2.10%
2026:2.01%
2027:2.00%

物価上昇はまだ道半ばで
今後も継続する見込みは高く
我々の生活への影響を免れることは
厳しい状況にありそうです。

 

だからこそインフレに適応した
資産形成は今後の将来に向けて
必須な取り組みとなります。

預金金利の低さから現在は
現金は元本保証こそないものの
増やすことが難しい資産。

いかにインフレに対応できる
資産を持っていくかというのは
重要な課題ではあります。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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