インフレと円安のスパイラルで強さを見せる金

2186 Gold

先日ゴールドセミナーに
参加した際の講師 亀井幸一郎さんが
本を出版されたので早速購入。

出版された本のタイトルは
”今こそ「金」ゴールド
現金や株より安心で身近な
究極の安全資産”です。

数年前に出版されたばかりで
早いペースなので少し驚きでしたね。

Amazonでしたら
電子版でも読むことができるので
ちゃちゃっと読みたい方は
こちらから購入ください。

【今こそ金（ゴールド）Amazonサイト】

今回はかなり基本的な話に
立ち返った内容となってました。

ただ、それだけではなく、
コロナ禍やウクライナ情勢、
ここ最近のインフレにも触れており
有事に対する金のメリットも
詳しく分かりやすく解説されてます。

そして、最終的には
なぜ金を持った方がいいかが
初心者にも把握しやすいように
順を追って書かれてました。

本のほぼ半分が金の基本で
いつから金が運用されてるのか？
なぜ今注目されているのか？
金はそもそもどういうものか？
…といったような内容。

残りは、金商品に関すること
今後金の方向性などといった
将来の話で締められていました。

今までのリーマンショックや
なぜ中国やインドで金が好まれてるのか
本ブログでも触ったことがある内容が
まとまっておりオススメです。
（亀井さんをアゲてるワケではないですよ）

値上がりに強い金（ゴールド）

本のタイトルに一部にある
インフレと円安に強いという
金（ゴールド）の謳い文句。

まさにここ最近起きている
現象であり、金相場の
高止まりを支えるこの要因。

この２つが相まって
今の円建て金相場である
8,000円/g台を維持している
といっても過言ではありません。

資源を輸入に頼っている
日本は少しずつではありますが
インフレ傾向にあります。

これは原材料の高騰により
仕入金額が上がってしまったことで
消費者に販売する価格も上げざるを
得ない状況が繰り返されたため。

で、このインフレは金に関しても
産出したり加工する物として
生産者コストが発生するため
その影響が起きてしまいます。

ちなみにインフレが進んでいくと
ドル円為替の動きとしては
円安に動きやすくなります。

これはインフレで物価が上がると
利益が付かないお金にとっては
目減りが起こり価値が下がります。

もしも円の価値が下がり続けると
円とドルを交換する際の為替レートでも
円の価値が下がってしまうので、
円安になりやすくなるのです。

この円安は日本国内において
更なる物価上昇に繋がります。

円安前にたとえば1ドル100円で
それが1ドル110円になってしまうと
これまでの円で足りなくなるので
余計支払う金額が増えてしまいます。

金（ゴールド）にも当てはまることで
ドル建ての価格の変動を考慮しない場合
この円安で円建ての金価格は上がります。

といったようにインフレと
円安というのは密接な関係があり
金（ゴールド）にとっては
かなり強い存在となります。

金の価値が上がっているのも
こういったことの繰り返しが
起こしたことでもあるのです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(8/31)の貴金属価格】
　ゴールド：8,501円/g（-71）
　プラチナ：4,259円/g（-49）
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