複数個ある500gのバーを手放す理想的な回数

投稿日:

1047 Gold

 

先月からグッと金価格が
上がったこともあり
購入よりも売却が多い状況。

とはいえ、全員が全員
ドーンと大量に売るワケでなく、
金貨1枚から売却される方から
1000gのバー数本と様々。

 

そんな中でたまに
聞かれることがあるんです。

 

500gのバーを2本
相続で
受け継いだけど
一気に売るのと
2回に分けるのは
どっちが良いのか?
…といった内容。

 

ちなみに500g以上ならば
手数料は掛からないので
手数料の観点からすると
どっちも
一緒です。

 

では価格面では
どうでしょうか?

 

毎日金価格は変わるため、
一度で売るとその日の相場に
左右されてしまいますが、
二度に分けると分割分の
平均価格で換金できます。

二度目に価格が上がれば
平均で売ると損と感じる
かもしれません。

しかし、その逆も然りなので
下がったと思えばお得に
感じることもあるのです。

 

価格面はそんな感じなので
個人の思うように売る回数は
決めてしまえば良いでしょう。

ですが、もうひとつ
重要な観点があるのです。

 

それは税金。

 

売却によって手にする
売買益が大きいほど
税金の負担も上がります。

 

 

所得に応じて増える税金

売買益が多いほど
比例して課税額も増える金。

 

そう考えると一般的に

一度で売った方が
分けて売るよりも
税金が多くなる。

って思われるかもしれませんが
それは場合によるのです。

 

なぜなら、現物の金(ゴールド)は
利益が出ても譲渡所得扱いであり
給与などとの所得と合算された
総合所得として計上されるため。

そのため、給与との
兼ね合い次第によっては
グッと上がらないことも
実はあったりするのです。

なので一番のベストは
かかりつけの税理士に
相談してみること。
(ナカオカは税理士でないため、
具体的な税率計算はいたしかねます)

 

とはいえ売却するのは
何か目的があるために
換金するかと思います。

急ぎでお金が必要である
ってことなら無理して
あとで売る必要もありません。

 

もちろんこれらの話は
利益が出ないのであれば
関係はありません。

現物の金地金である場合
年間で50万円超の利益が
発生したら課税対象であり
利益がなければ関係ありません。

 

さらに踏み込んでみると
現物の金地金の売買により
損金が発生した場合には
損失通算を行うことはできません。

つまり、給与分の所得を
金売買での損失分によって
減額するのは不可能です。

 

と、少し脱線しましたが
1回で売るか複数回で売るか?
もしも迷った場合には

税金を気にするなら
税理士に相談してみる。

税金を気にせず、
お金がすぐ欲しいなら
1回で売却する。

これでいきましょう。

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/15)の貴金属価格】
 ゴールド:5,340円/g(-1)
 プラチナ:3,224円/g(+5)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

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