金の世界ではほぼありえないインサイダー取引！

2974 Gold

どうにもここ最近は
内部犯行による事件というか
犯罪が多い気がします。

大手保険会社の個人情報流出、
そして先日は東証証券取引所の
職員がインサイダー取引疑惑。

たまたま目にした記事なので
この手の事件は氷山の一角かも
しれないのですが…。

【東証職員がインサイダー取引容疑　監視委が強制調査】

ただ、どの事件も結局のところ
お金が絡んでいるものではあります。

個人情報は高く売れるし、
インサイダーに関しても
株で自分に有利な情報を得て
利益が取れるということですし…。

お金が無くて厳しいのか
もっと欲しいから手を出したのか
背景までは分かりませんが
何にせよお金に起因した事件が
最近は本当に多いと感じますね。

インサイダー取引は
上場企業の役員など内部事情に
通じている人が情報公開前に
株を売買する行為を示します。

なので一般の投資家と
不公平が生じるためNGと
されている取引ですが、
これは株式取引がメイン。

なぜならば株式取引は
発行元が企業であるため。

よく店頭で言われるのですが
金価格に関する動向について
質問されることが良くあります。

ただ、株と違って金は
いくら業界に携わっている
私でも今後の動向を読むのが
難しいことではあるんです。

投資はギャンブル？

日本人が現金主義であり
あまり投資しない理由として
”投資はギャンブル”という認識が
ついているのが一因にあります。

たとえば株やFXにおいて
基本的に価格がどうなるかは
上がるか下がるかの2択。

どっちに転ぶかなんて
100%断言できません。

そもそも人間には
損失を被りたくないという
心理が働く生き物です。

なので、損するかもしれない
そういった商品については
関わらないようにできており
日本人はその傾向が強いのです。

ただ、上がるか下がるか断言できずとも
企業の動向や経済状況を調べた上で
どちらに動くかの予想をある程度
作ることは可能です。

これは企業であれば、
まだやりやすいのですがゴールドは
それがとても困難な代物。

というのも株式投資における
企業の業績といった情報が
ゴールドには存在しないため。

ゴールドは発行体がなく
単純に需要と供給によって
値段が変動するもの。

基本的に景気が悪くなったり
世界情勢が悪化したりと世間体で
良くないことが起こってしまうと
値段が上がる傾向にあります。

ただ、その指標というのも
決まったものがあるワケではなく、
参考指標はあれど、断定できる
指標は存在しません。

なので金価格について
明日明後日来週、そして来月
どうなるかなんて誰にも
特定できないのです。

ただ、ひとつ言えることは
ゴールドは今の技術では
人の手で作れない資源であり
枯渇していく存在です。

長期的に保有するならば
価値は上がる可能性が高い…
ということは言えます。

もし作れるようになったり
宇宙や海底からの産出技術が
高まるなど供給量が過多になると
その可能性は低くなります。

ただ、直近の10年でそれを
達成するのは不可能と言われており
やはり長く持つならゴールドは
有効な現物資産です。

どっちに転ぶか分からない
ギャンブルかもしれませんが
投資の中ではまだ投機要素としては
悪くない商品だとは思います。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(10/28)の貴金属価格】
　ゴールド：14,873円/g（+22）
　プラチナ：5,623円/g（-3）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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