ゴールドを世界一持っている公的機関！その理由は？

2415 Gold

先日エールエール店で
仕事をしていたところ
バングラディシュ出身の方が
ゴールドを求めてご来店。

広島で大学の講師として
来日しているようなのですが
田中貴金属のお店を求めて
弊社までいらっしゃいました。

お店が分かりにくかったようで
広島駅近辺を30分ほどウロウロ
されたようで申し訳ないです。

学生として広島に来て、
そのまま同じ大学で講師に
となったというその方。

テレビや知人からの勧めで
ゴールドを購入するのであれば
田中貴金属がいいよ
…と言われたようです。

ひょっとしたらその大学に
弊社のお客様もいらっしゃるので
ご紹介なのかもしれません。

で、なぜゴールドを
と聞いたところ、やはり
昨今の金融危機とのこと。

もともと日本に来たの背景は
バングラデシュでなかなか
まともな生活できないってことで
一生懸命勉強しての来日。

日本でも勉強しまくって、
職に就いてみたものの、
その日本も先進国であるものの
先行きどうかというと不透明。

なので資産運用として
お金を貯めるだけでなく
もしものためにゴールドを持とう！
…ということに至ったのです。

バングラデシュは
貧富の差が激しい国。

数十年前のバングラデシュは
世界最貧国と言われてましたが
急速な経済発展が起きたことで、
このような状態になりました。

そして経済発展により徐々に
物価が上がっていくものの
貧富の差は広がる一方。

そんな状況を間近でみたので
常にリスクを考えてたようです。

聞くと年齢もまだ20代後半と
私よりも全然若い世代でしたが
それだけ意識しているってことですね。

IMFも保有する資産

バングラデシュといえば
今年2月に公表されたニュースで
こういったのがありました。

それはIMF（国際通貨化基金）が
バングラデシュに総額47億ドルの
融資を承認したという記事。

バングラデシュは高成長を遂げるも
ここ最近はエネルギーや食糧高騰で
経済赤字が膨らんでいた国。

そのため、昨年からIMFに
融資を要請していたのですが
それが今年に承認されたワケです。

国連広報サイトによるとIMFは
以下の役割を持つと伝えています。

【IMFの役割とは】
国際収支問題を抱える加盟国に一時的に信用を供与することである。
この財政支援によって、その外貨準備高を再建し、通貨の安定を図り、輸入の支払いを続け、力強い経済成長に必要な条件を回復することが可能となる。
※国際連合広報センターサイトより抜粋

なのでバングラデシュのように
貿易赤字によって情勢が悪くなると
手を差し伸べてくれる機関。

そのIMFはこういった融資を
するとなると、ある程度の資金を
準備しておく必要があります。

ただ、色んな国と関わるので
資金を蓄えるにしても、色んな通貨を
持っておく必要があります。

そんなIMFが持っている
資産として存在するのが

金（ゴールド）

各国中央銀行は
自国に何かあったときのために
自国以外の通貨、つまり外貨を
持つことで対策していますが
その外貨はゴールドも対象。

ゴールドが外貨に含まれる理由は
こちらの記事をご覧くださいませ↓↓

その意識はIMFにもあるワケで
実はIMFも結構な量のゴールドを
持っている機関ではあります。

ではどれほどかというと
2,814トンでして、保有量の
ランキングとしては世界3位。

アメリカの8,133トン、
ドイツの3,354トンに次ぐ
保有量となっています。

これは国家レベルでの比較で
公的機関としての保有量では
当然ながら世界一位です。

それだけのゴールドを
準備資産として持つ理由は
過去に国際通貨制度として
重要な役割を果たしてきたため。

金本位制度があった頃は
為替と金相場が連動していたワケで
通貨に何かあったらゴールドしかない！
…という認識を持ってるからなのです。

ゴールドはそれだけ世界で
信用されている資産ということ。

それだけ安心できる資産だから
世界の公的機関も持っているのです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(4/18)の貴金属価格】
　ゴールド：9,534円/g（-7）
　プラチナ：5,065円/g（+58）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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