ジュエリーとインゴットの製造工程はほぼ変わらない

2387 Gold

少々前のことではありますが
ランボルギーニ広島さんとの
コラボレーション企画が無事終了。

今回は共同企画ということで
Italian Jewelry Exhibition 2023
と題して、イタリアのジュエリー
メンズ用の喜平ジュエリー、そして
オリジナルジュエリーを展示。

イタリアのジュエリーは
創業から100年ほどの歴史を持つ
UNOAERRE（ウノアエレ）。

喜平ジュエリーに関しては
ブレスレットにネックレス、
オリジナルジュエリーでは
愛社のホイールを模ったペンダントの
受注会といった感じでした。

土日の開催ということで
多くの方に見ていただいた
企画となりました。

男性の方が多かったので
どちらかというと喜平ジュエリー、
ホイールペンダントに興味を
持たれた気はしましたね。

とはいえ奥様用にと
ウノアエレを購入された方も
いらっしゃいました。

特にホイールペンダントは
他の宝石店ではない企画ですし
自動車ディーラーでもこのような
ジュエリーとの組み合わせを
やってるところはありません。

なので、ご来店された方も
ペンダントを見られたときは
”これは斬新なデザインだね！”
”めちゃくちゃカッコいいね！”
なんて感想をいただきました。

自社商品なので当然ですが
今回のホイールペンダントは
本当にいい出来だったと思います。

今回はサンプル商品として
とある写真の自動車にあった
ホイールを元に作ったもの。

キラキラ輝く見た目もですが
どう作ったのかが気になる方も多く、
その辺りの質問も多数いただきました。

ジュエリーができるまで…

男性のお客様がメインだったのか
商品と一緒に展示していたゴム型に
興味を持つ方が多かったです。

このゴム型というのは
商品を形成する際に使うもので
ジュエリー作成時の必須品。

ジュエリーの製造過程には
いくつかの種類があるのですが
このゴム型で作るのがメジャー。

まずやることというのは
写真の真ん中にある白金色のような
原型を作ることから始めます。

この原型を作った後に写真左側の
ゴム型に入れて形を形成した後に
WAXを流し込み地金を流し込むことで
最終的に右側の商品が出来上がります。

ゴム型に青色が付いているのは
WAXが青色なのでその色が
染みたものということです。

真ん中の原型に比べると
右側の金製は一回り小さく見えますが、
この差はWAXの厚みということ。

その辺りも想定して作るので
ジュエリーというのは精密な世界で
緻密な計算も必要なのです。

ちなみにインゴットや金貨も
作り方のベースは似ているもの。

ただ、インゴットや金貨は
細かな装飾が不要ですし、
デザインや刻印を後からプレスして
模るという工程で作られるので
WAXを作る作業はありません。

インゴットは直方体の型に流し込み、
金貨は平版から円型にくり抜いて型ができ、
どちらもその後にデザインや使用情報を
プレスして刻印されます。

実は意外とこのインゴット、
ご自宅でできたりします。

ただし、資産用のインゴットを
作る工程で重要なのが製錬と精練。

製錬は金属を取り出す工程のことで
精錬は不純物を取り除く工程を指し、
インゴットを作るのはカンタンでも
この製錬と精練の技術がないと
高純度なインゴットは作れません。

資産用の金地金や地金型金貨は
純度が命で、限りなく不純物を除き
99.99%の高純度な商品を作るには
製錬と精練が欠かせないのです。

で、その技術に関しては
地金商の腕に掛かってきます。

インゴットのブランドの信用性は
その技術力にも直結する要素でして
きちんとその技術が認められているか
…というのがインゴットを買う上で
大事なポイントとなってくるのです。

弊社は田中貴金属の特約店ですが
インゴットを購入するのであれば
なぜ田中貴金属がいいのか？
…と聞かれることがあります。

田中貴金属は世界で流通している
貴金属の品位を保証するため、
公認溶解業者を審査する
日本で唯一の公認審査会社。

それだけ品質に優れている
というのが信用と信頼の証
ってことです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(3/21)の貴金属価格】
　ゴールド：9,242円/g（-61）
　プラチナ：4,703円/g（+36）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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