来年はジュエリーの価格が上がる？！

1408 Gold

新型コロナウイルスの
影響によって久しぶりに
展示会を開催しました。

もちろんマスク着用
商品の除菌や空気換気を
徹底した上でですけどね。

関東地方では感染者が
100人越えの状況で未だ
開催できない小売店も
あるそうです…。

そんなワケで久しぶりに
ジュエリーの業者さんとも
ガッツリと話せる機会が
ありました。

が、やはり展示会が
ことごとくなくなったので
それをメインとしている
業者さんはかなり苦戦。

そして、そこに
追い込みをかけるように
もうひとつの問題点。

それは昨年より続く

金価格の高騰

なぜ金価格の高騰が
ジュエリー業者にとって
嫌な問題となるのか？

それは棚卸の金額も
金価格に比例して
上がってしまうため。

ジュエリーに使われる材料は
主に金（ゴールド）とプラチナ。

どちらも相場によって
変動する資源です。

同じ材料を持ってるとして
量が全く変わらなくても、
単価が相場の影響を受けるので
値段が変動するってことです。

去年の6月頃に比べて
今は約1.4倍ほどまで
金価格は上がってます。

なので単純にジュエリーの
材料金額も1.4倍となるのです。

材料を早く処分するため
ジュエリーを作ったとしても
この状況で展示会も少なく
売ることが難しい状況。

実は金価格の高騰で
こういった影響が
あったのでした。

ジュエリーへの影響は？！

普段何気なく手にする
ジュエリーではありますが
消費者に届くまでにおいて
実は思っている以上に
時間や手間が掛かってます。

ジュエリーを造る上で
必要となる工程は
宝石や金属の調達、加工、
製品化、仕入れ、販売
…となります。

特に宝石は色味や大きさ、
濃淡などがひとつひとつ異なるので
調達するのに手間が掛かります。
（特にブランド物の場合）

そんな宝石に対して
地金をどう調達するかというと
金（ゴールド）やプラチナの
塊を購入します。

純度ごとに分かれた
金属の塊を購入しておき
ジュエリーを作る度に使う
…というイメージです。

つまり、用途は違えど
消費者が金やプラチナの
インゴットを買うのと一緒
ということです。

ジュエリーの素材として
使い切るまではその塊が
残ったままとなります。

大量に塊を買うわけなので
簡単に短期間で使いきることは
あまりありません。

そういった背景もあり
ジュエリーの相場というのは
地金変動が起きたとしても
価格は翌年に影響しやすいと
言われております。

つまり、昨年から
上がり続けている金相場
ジュエリーも来年は
値段が若干高くなってしまう
可能性があるってことです。

ただ同じジュエリーでも
単純構造が故にで工場での
大量生産が可能な喜平ジュエリー。

量り売りとも言われる
喜平ジュエリーの場合は
その場での取引が多いため、
リアルタイムでの相場で
取引されております。

翌年に影響するのは
ブランド物や一点物など
既製品ではないような
ジュエリーってことです。

だからといって
今のうちにジュエリーを
買いましょう！…と、
言ってるワケではありません。

ジュエリーは記念日や
たまたまの一目ぼれなど
タイミングで購入するもの。

急いで買う必要なんて
ありませんからね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(7/12)の貴金属価格】
　ゴールド：6,859円/g（+0）
　プラチナ：3,197円/g（+0）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※市場休業のため、土日は同一価格

【今週の逸品】
100年後も語り継がれる時計…を理念に生まれた国産ブランドMINASE（ミナセ）。
その中でも安倍首相がG7（主要国首脳会議）で着用し、世界に注目された商品。

品番：DIVIDO（VM04-R01SD/80512）
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