金閣寺にはなぜ金が使われているのか?

投稿日:

1461 Gold

 

黄金の国ジパングと
言われていた日本。

その所以は様々な
憶測が飛び交っていますが
そのひとつに金色に包まれた
建物があったため…
というのがあります。

その建物というのが
中尊寺金色堂と金閣寺。

 

黄金の国ジパングと
謳われた東方見聞録の
時期からすると金色の建物は
恐らく中尊寺金色堂。

ですが、日本人で
金色の建物は?と聞かれたら
ほとんどの方が金閣寺
と答えるのではないでしょうか?

 

見るものを「おっ!?」と
驚かせる金色の建物は
多くの方が京都へ訪れた際
一度は行ったかと思います。

金閣寺を囲む池に
映るほどの輝きには誰もが
心を奪われますよね。

↑眩しくてめっちゃしかめっ面(笑)

 

金閣寺と中尊寺金色堂は
どちらも金箔が使われてますが
建物の使用箇所に差があります。

写真を見比べると
分かるかもしれませんが
全て金色な中尊寺金色堂に対し
金閣寺の1階は金色ではありません。

 

実はこれにはきちんと
理由があるのです。

そして、金閣寺に
金が使われていることにも
その背景があります。

 

今回はそんな金閣寺に
使われている金(ゴールド)の
秘密に触れてみたいと思います。

 

 

なぜ金閣寺の1階は…

ちなみに金閣寺の
正式名称は鹿苑寺。

そして、金閣寺とよく
言われる金色の建物は
舎利殿であり正式には金閣。

このブログでは分かりやすく
敢えて金閣と書きますね。

さて、金閣を建てた人は
多くの方が学校の授業で
聞いたことあるかと思います。

それか、アニメの
一休さんを見た方も
ご存知かもしれません。

 

そうです。

室町幕府第3代将軍
足利義満

 

金閣の建物構造は
1階が公家様式で
2階が武家様式であり
3階は禅宗様式。

外見では分かりませんが
中身は全く構造が違います。

そして、1階だけが
なぜ金色でないかというと
権力の誇示であるため。

 

当時、日本の政治を
握っていたのは朝廷と幕府。

どちらも政治を行ったり
仕組みを作る組織ですが
唯一違うのは「誰が」ってこと。

天皇や貴族による朝廷に対し
幕府は武士が行うものでした。

 

ここまでくるとピーンと
来るかもしれませんが
武家一族である足利氏。

金閣を建てた際に
1階を公家様式にして
2階を武家様式にしたのは
幕府の方が強いというのを
誇示するためでした。

当時の室町幕府は圧倒的な
財力を持っていました。

そんな幕府との差を
知らしめるため公家フロアを
敢えて金色にしなかったのです。

 

で、金色にした理由は
それだけではありません。

 

金閣を建てた足利義満は
国交を開くことでメリットある
当時の中国(明)を
リスペクトするため
…とも言われています。

 

禅宗はもともと中国から
伝わったものだったことから
公家様式よりも高い3階に
造られています。

これは当時の明が金を
尊厳や富の象徴として
太陽と同様の存在として
扱っていたことからも
理由としてうなづけるネタ。

武家よりも上の立場なのを
階層だけでなく金という
色を使って表現したのです。

 

金閣が建造された際
総工費は約4000億という
記録が残っているようです。

室町幕府の財力を
見せつけるために建てられた
金ぴかな金閣。

こんな歴史を知った上で
見てみるとまた違った角度で
楽しむことができますよ。

 

と、金閣寺ネタを書いてたら
お客様から金閣寺の置物を
ちょうだいしました。

これは置物なので
全フロア金色ですね。
(もちろんメッキです)

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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