2018 Gold
ロシアは外貨だけでなく
金の取り引きも抑えられる状況と
なってしまうかもしれません。
というのも金市場において
大きなマーケットのひとつである
ロンドン金市場。
ここを実質取り締まっている
LBMA(ロンドン貴金属市場協会)が
ロシアの金精錬業者を全て
公認リストから外すと決定。
外すといってもひとまずは
一時的な処置であるので
ほとぼりが収まったとなれば
戻る可能性もあります。
とはいえ、この公認資格が
停止して以降に作られた金は
ロンドン市場で取り引きできない
…ということになります。
ちなみにこのLBMAの
公認資格が外れてしまうと
ロンドン市場を通して金を
販売できないってこと。
このロンドン市場を通して
かつては金(ゴールド)を
購入していた金融機関などに
ロシア産の金が渡らないようになる
ってことです。
ロンドン市場は世界の金市場で
現物取引が最も大きなマーケット。
数兆ドルの規模が動くので
そこを締め出されたとあっては
ロシアの金精錬会社にとっても
打撃を受けるのは必須。
かつてはゴールドラッシュを
経験したこともあって、2021年の
金産出量世界第3位の国ロシア。
中国との共同採掘で
金を産出していることも
ニュースに取り上げられました。
国際送金決済システム
SWIFT(国際銀行間通信協会)から排除され
頼みの綱になる可能性もあった金も
LBMAの件で更に規制されるのか…。
SWIFT排除に関しては過去に
イランも経験がありますが
LBMAの規制に関しては
聞いたことがありません。
ロンドンってことなので
ヨーロッパ方面からの都合もあり
LBMAへ普及したような気もしますが
原油の輸入規制に引き続いてのネタ。
金まで手を出されてしまうと
ロシアがそれに対して何かしないか
ちょっと不安ではありますね…。
ロシア金本位制度か…
本当なのかどうなのか
フェイクニュースが多いので
不確かではあるのですが
ロシアが金本位制導入
…という記事がありました。
19世紀にロシアでは一度
この制度が決定したこともあり
起きてもおかしくはない状況。
GESARAなどの噂もあるけど
報道機関でないところからの
発信なのでイマイチな信憑性。
今のところは噂程度なので
不確かな状況ではありますね…
ちなみに…
【金本位制度とは】
お金の価値基準として、金(ゴールド)が採用された制度。
ただし、保管する量によって発行する貨幣も制限されるため、採用するならある程度の金がないとデメリットになることも…
この金本位制度も数年前から
ロシアに限らず噂だけはありましたが
結局のところ実現には至ってません。
というのもこの制度は
金(ゴールド)がどうしても必要で
過去に廃止になったのも金が
不足したことも一因でした。
ちなみに現在はと言うと
国の信用力によって通貨の価値が
決まる管理通貨制度です。
貿易もストップして
金融取引もストップすると
当然ながらロシアの通貨である
ルーブルは価値を落とします。
そんなルーブルを基軸に
金本位制度になるのはハッキリ
言ってしまうと現実的ではない話。
ロシア以外でもないことが
ロシアで起こる可能性は
ほぼないのではないのでしょうか。
発令したとしても金の保有量も
限られているのですぐ廃止
…ではないかな。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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