ロコ・ロンドン・ゴールドを称した投資詐欺

投稿日:

2657 Gold

 

この前、電話でこのような
質問をいただきました。

”ロンドン市場で金取引しないか?
と話を振られたのですが、これって
信用して大丈夫なものでしょうか?”

 

ロンドンという単語があったので
その話を誰が振ってきたのは誰か?
…と、質問したら、友人の友人と
直接的な関係のない方。

どこかの企業の人でもなく
ロンドンに縁やゆかりがある
そういった関係者でもない模様。

その時点でちょっと危ないかな
と感じたのですが、話を聞く限り
リスクのある話なのでやはり
”あまり推奨しません”と返事しました。

 

というのもその投資話は

金業界で最も信用力の強い
ロンドンで取引するから大丈夫…

金相場が上がってるから
今から始めても儲かります…

と美味しい話ばかり
だったようです。

 

ウマい話には裏がある、
儲かるなら他人に話さない、
と私も過去の教訓があるので
そういった話をした次第。

というのもこのような
ロンドン金市場を利用した
詐欺というのは15年ほど前に
流行したものでもあります。

実際に現物が動かない
ロコ・ロンドン金取引が
投資詐欺として悪用された投資で
Googleで検索すると出てきます。

 

金投資と謳って現金を搾取して、
投資金額のごく一部しか
返金しないという手口。
(実際に投資してるかは不明)

ここでミソなのが
お金をもらってさようなら
…というのでなく、一部は
返金するというもの。

ロコ・ロンドン取引は
実際に行われている取引なので
これ自体の取り締まりができない
というのが厄介なワケです。

 

 

ロコ・ロンドンとは?

このロコ・ロンドン取引は
ネットではかつて行われてきた
投資詐欺ということで出ますが
金業界の用語でもあります。

まずロコというのは場所で
ロンドンは言わずと知れた
イギリスの首都である地名。

つまり、ロンドンで渡す
という条件ということ。

 

なので、ロコ・東京だったり、
ロコ・香港など言葉も金の業界では
使われている言葉なのです。

ちなみにロコは場所であると
先ほどお伝えしましたが、他に
運賃や保険料等といったコストを
含まない価格のことを指します。

ゴールドは現物を動かすとなると
輸送費だけでなく保険料や保管料など
お金も手間も掛かってくるもの。

 

なので、金業界にとって
ロコ・ロンドンというのは
帳面で所有権が動くと言った
取引の用語として使われます。

とはいえ所有権が動くワケで
ロコ・ロンドンで購入した現物は
引き出すことが可能な商品。

 

主に大手銀行であったり、
鉱山会社が使うものであるため
いち消費者からするとなかなか
手を出せない取引ではあります。

また、私が知る限りでは
ロコ・ロンドン価格での決済は
LBMAの幹事銀行である金融機関に
口座を開設しないとできないため、
なおさら日本での対応は難しいところ。

金業界に携わる人であれば
投資詐欺であるロコ・ロンドン取引の
話を持ち掛けられても怪しいと
感じることができたでしょうね。

 

どちらにしろ金業界の言葉が
犯罪の名前として扱われるのは
何とも悔しい限りです。

ゴールドが悪用されないよう
我々も正しい情報を発信せねばと
改めて感じた次第ですよ。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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