保証書代わりとなるジュエリーやインゴットのロゴマーク

2535 Gold

先日来店されたお客様に
刻印の質問をいただきました。

その刻印はネックレスの
プレートに施されたもので
純度のすぐ横に入ったもの。

肉眼で見ると★マークで
ルーペで見てみると★の中に
アルファベットで”S”の文字。

ということでこのマークは
お店によっては分かりませんが
当店なら分かるものでした。

なぜならば弊社が特約店である
田中貴金属工業に関する
刻印情報であったため。

この★マークにSというのは
ホシエスマークと呼ばれるもので
田中貴金属製である証のロゴ。

いわばブランド刻印のような
扱いの情報ということです。

このホシエスマークは
田中貴金属ジュエリーが提供する
商品に必ず施されているもの。

田中貴金属ジュエリーの商品で
今回のようなネックレス等の
ジュエリーだけではなく、仏像仏具等
工芸品にも施されています。

当店では田中貴金属ジュエリーの
商品を扱っておりますし、
過去に買取もしたことがあるので
マークにピーンときたのでした。

ちなみに田中貴金属ジュエリーの
商品に関しては納品書等はあれど
保証書に関してはありません。

これは当店だけでなく、
直営店に関しても同じことでして
その代わりとして刻印されたのが
ホシエスマークということ。

品質保証代わりとして
このホシエスマークが採用され
創業から必ず施されているのです。

そのため、古い商品でも
田中貴金属で購入されたものは
このマークが入っております。

初見では分かりにくいですが
こういう意味があるので、
一度知ると認知される方も
多い情報ではあるのです。

インゴットに刻印された証書

こういったブランドマークは
ヴァンクリーフ＆アーペルや
ティファニーなどといった一部の
ハイブランドに施されてます。

一部とあるように、全てのブランドが
ジュエリーにロゴを施すかというと
そうではないものもあります。

しかし、資産用のインゴットは
そういうワケにはいかない商品。

必ず精錬業者や分析業者、
販売元などの情報が分かる
ブランドロゴマークが入ります。

インゴットにとってみると
このロゴマークというのが
品質を保証する証拠となるのです。

株式であれば証券口座、
不動産であれば登記…
といったように資産にはそれぞれ
保証する書類があります。

しかし、貴金属の場合は
第三者が作れる資源でないため
そのもの自体に保証する情報を
残さないといけません。

そのため、純度や重量、
それらの情報を保証するのが
ロゴマークということです。

そのため、地金商の多くは
インゴットや金貨などを
納品するときに保証書に関して
発行するお店は少ないです。

もちろん取引内容が分かる
明細書・計算書などは渡しますが
品質を証明する書類に関しては
あまり準備してません。

品質保証書を発行するお店の
多くは製造元である地金商と
直接取引のないケースがほとんど。

インゴットのブランド選びは
重要なものであると同時に
お店選びも大切なのです。

下手な商品を提供するお店は
ないとは思うのですけれども
インゴットを購入するのであれば
地金商の直営店や特約店など
直接ルートのあるお店が無難です。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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【本日(8/16)の貴金属価格】
　ゴールド：9,850円/g（-17）
　プラチナ：4,679円/g（-49）
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