人が作った資産を保有するリスク

2830 Gold

DMMビットコインの
ビットコインが不正流出。

その金額たるやなんと
482億円にものぼるということで
ネット記事を目にしました。

【DMM、ビットコイン不正流出】

“おいおい！ちょっと待てよ！”
と思ったのは私が同社の口座で
ビットコインを保有していたため。

そして、私が口座開設を手伝った
お客様もDMMビットコインでして
まぁそこに私の非はないのですが
とはいえ勧めたこともあって
気になった次第。

ちなみに不正流出した原因は
まだ不明とのことではあるが、
その分のビットコインは全額
保証するとのことでひと安心。

記事を見るとグループ会社の
支援を受けて保証するとあるが
482億円も調達できるのだから
さすがは大手企業である。

もしもDMMビットコインでなく
違う暗号資産の両替商で取引してたら
戻ってこなかった可能性も…。

大した金額は入れてないけど
何もしてないのに不可抗力により
一瞬にして資産がゼロになるのは
精神的にも嫌なことではあります。

ちなみにこのような
ビットコインの不正流出は
今までにも他社で起きてます。

初めての流出は2014年
かの有名なマウントゴックス事件で
ハッキングによる消失。

そして、2018年には
コインチェックがNEMという
暗号資産が流出。

こちらも不正アクセスにより
外部へ送金されてしまったのだが
サイバー攻撃によるものではあれど
結局は人が絡んでくるもの。

暗号資産という名前は
名ばかりで結局のところは
100%安全な暗号ではない
ってことではあります。

ビットコインなどの暗号資産、
そしてそのシステムに関しても
結局は人によって作られたもの。

高いセキュリティ性があると
言われてはいたもののやはり
人が作った以上は過信できない
そんなニュースでしたね。

高騰したビットコイン

ビットコインは今年どうやら
半減期のようでして、これによって
相場上昇が起こりやすい模様。

ビットコインは定期的に
新しく発行されますが、この半減期は
名前の通り発行量が半分に減少。

供給量が制限されることで
価格が上昇しやすいという状況を
生み出す仕組みであって
4年毎に行われるもの。

それが今年該当したのですが
まだ2024年も半分過ぎましたが
確かに価格の動きで言えば
相場は上がってきました。

年始1BT=600万円ほどでしたが
今や1000万円台にまで上がり、
最高値を更新しましたからね。

5年ほど前だったか、まだ
100万円にも満たないときに
”将来1000万円まで上がるから！”
なんて言ってた方もいましたが
ズバリ的中しましたね。

ビットコインが世に出て
一気に流通し始めた際には
発行量が限られているという特徴が
ゴールドに似ていることから
デジタルゴールドと言われました。

今となってはその言葉も
あまり言われなくなりましたが
今回のような事件が起こると
似ているようで全然違うなぁと
改めて感じる次第。

ビットコインとゴールドの
決定的な違いはひとつ。

人が作ったものか

という点です。

暗号資産であるビットコインは
人間が作り出した商品ですが
ゴールドはそうではありません。

しかもビットコインは
スマホやパソコンといった
画面上でしか見えない情報。

所詮人間が作った情報資産なので
作ることもできれば、消したり、
移動したりができてしまうのも
いわば時間の問題ではあります。

ゴールドはそういう意味では
盗難などの人的要因はあれど
勝手に価値を好きなままに
操作できる代物ではありません。

ゴールドは信用リスクが
低い資産と言われていますが
発行体がいないがために
そう言われているワケです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(6/6)の貴金属価格】
　ゴールド：13,033円/g（+184）
　プラチナ：5,601円/g（+51）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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