貴金属品で純度刻印は必須でもカラーの刻印は必須でない

2761 Gold

先日ダイヤモンドの業者が
来たのですけれども、その際に
とてもレアなダイヤモンドを
見せてもらえました。

大きさは0.2ct弱と割と
小粒な方ではあるのですが
色がブルーグリーン。

カラーダイヤモンドでは
ピンクダイヤモンドよりも
希少性の高いもの。

着色したものであれば
展示会等でも見るのですが
今回見たのは天然物。

鉱山で産出されたものに
人の手による処理が入ってなく
研磨しただけの完全な天然素材。

”日本の卸業者でこの原石を
持ってるのはウチだけじゃないかな”
と言うほど業界のイベントでも
見ることが叶わないダイヤモンド。

インターネットや本でしか
見たことのないダイヤモンドを
生で見れたワケです。

ちょっと興奮してしまい
ルーペで見たりスマホで写真を
撮ったりしたのですけども
本当に美しい宝石でしたね。

と、それだけ希少性が高いので
もちろんお値段もそれなりでして
末端価格で約400～500万円ほど。

仕入もそれなりの金額なので
今回は見せてもらっただけですが
久しぶりに心がときめきましたね。

当店の女性スタッフも
そのダイヤモンドが付いた
リングを見て興奮してたのは
言うまでもありません。

ちなみにカラーダイヤモンドで
最も希少性のある色はレッド。

宝飾品を扱う小売店だけでなく
日々大量の宝石と出会う卸業者も
生涯において見ることがあるか
どうかというレベルのもの。

日本ではまず出会えないもので
海外の展示会でもしかしたら
見ることができるかも？
というほど希少性が高いもの。

世界で数個しか存在しない
ともなるとそれぐらいの
レベルとなってしまいます。

手にすることはまず無理でも
死ぬまでにせめて一度はこの目で
見てみたいものですね。

ゴールドも色様々

様々な色が展開されている
ダイヤモンドですけども
ゴールドにも色んな色があります。

メインの色と言えば
イエローゴールドですけども
他にホワイトゴールドや
ピンクゴールドがあります。

ゴールドと言えば金色なので
イエローゴールド以外の色をした
ゴールドはあまり認知の無い話。

とはいえど混ぜ物次第でピンクや
ホワイトといったカラーゴールドを
作り出すことも可能。

先日もジュエリーを買い取る際、
こういった質問をいただきました。

”このネックレスはゴールドと
違う金属の混ぜ物ですかね？”

ということで見せてもらったのは
まさに金色と白金色とピンク色の
3種類のボールチェーンが捻じって
1つになったネックレス。

お持ちになったお母さまが
昔購入された物だそうでして、
片付けてたら出てきたようです。

宝石のないデザインだったので
鑑別書は付いていなかったし、
箱はあったものの購入したお店の
保証書や納品書が無かったので
どんなものか分からなかったようです。

貴金属品には必ずその素材と
純度が刻印されるようになってます。

そのため今回のネックレスの
留め具であったプレートを確認すると
”K18”という刻印だけありました。

しかし、”Pt”というプラチナの
刻印は無かったので全て18金素材
ということになります。

ピンクゴールドならば”PG”
ホワイトゴールドならば”WG”
通常は”K18”の後ろにこれらが
刻印されますが今回は無し。

3種類のゴールドがあるといえ
全ての色が刻印されるかというと
そうではないこともあります。

これは全て同じ純度だから
統一して刻印されてるため。

貴金属品への刻印は
カラーに関しては必須でなく
素材と純度が必須項目。

ピンクゴールドのPGと
ホワイトゴールドのWGが
刻印されることはありますが
イエローゴールドで”YG”と
刻印されることはあまりありません。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(3/29)の貴金属価格】
　ゴールド：12,002円/g（+229）
　プラチナ：4,958円/g（+58）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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