記念金貨には純度と重量刻印がない！なぜなら…

2127 Gold

毎週集金に来る銀行の
営業マンからとある商品を
買ってくださいよ～
と、セールスを受けました。

その商品と言うのが
FIFAワールドカップ
カタール2022の公式記念コイン。

以前から販売してたようですが
今回が最終予約ということで
そのセールスだったワケです。

公式記念コインということで
発行するのはカタール中央銀行。

種類としては金貨と銀貨で
一番大きい物で限定70枚の
5オンス（約155.55g）。

価格は297万円とまぁ
限定品として相応しい
迫力のある仕様でした。

今年開催されるカタールでの
ワールドカップは11/21～12/18。

中東の開催は初のようですが
その場所がこのコインにある
カタールになるってことです。

コインのデザインは
センターにサッカーボール。

そして、その周囲には
カタールで行われる8つの
スタジアムのタイルデザインが配置。

額面は英語とアラビア語で
刻印されておりカタログで
見ただけではあるのですが中々
細かい装飾がなされてました。

ちなみに発行国が
カタールということで
額面はカタール・リヤル通貨。

ただ、今回の金貨と銀貨は
記念コインであるせいか
額面の文字はそれぐらい。

純度や重量と言った情報は
記載されていませんでしたね。

まだ実物ができてないのか
カタログはCGっぽかったです。

一度でいいので実物を
見てみたいもんですね。

純度刻印がない金貨

ちなみに今回のコインは
CGで見る限り純度や重量の
刻印がありませんでした。

こういったことというのは
記念金貨においてはたまに
あることではあります。

特に日本では一定の方に
需要がある天皇陛下即位記念も
額面の価格は書いてあるのですが
純度や重量は刻印がありません。

こういった記念金貨は
品質証明書たるものがだいたい
付いていることもあって
そちらに記載されてます。

あくまで記念ってことで
デザインと最低限の情報しか
刻印されてないって

…っていうのもありますが
天皇陛下曽木記念の金貨は
そもそも貨幣扱いであるため。

1円玉や10円玉のように
貨幣の場合には額面の価格しか
刻印されていません。

それと同じ扱いであるため
素材としての使用情報と言うのは
刻印されていないのです。

こういった純度刻印の有無は
ジュエリーでは必ず必要です。

日本国内の製造では
あまりないのですが海外で
製造されているものは特に。

というのもお客様からの
買取に関してこういった
相談を受けることがあります。

”このリング、海外の宝石屋で
買ったんだけど刻印がなくて、
本当に本物かしら…”
…なんて言われることがあります。

見た限り金っぽい質感と
重量感ではあったのですが
確かに指輪の内側を見るも
純度の刻印などが全くない状態。

磁石にもくっつかないし
変色などもしていないので
恐らく本物だろうなぁ…と。

ただ、弊社にある純度計測器で
チェックしてみるとちゃんとした
18金素材のリングではありました。

で、海外製品でたまに
あるのが純度が異なること。

たとえばK18とあるのに
実際に純度計測機や試金石で
純度をチェックすると18金で
ないことがあったりします。

ちなみに日本国内では
貴金属品には純度を刻印するよう
法律が定められおります。

ジュエリーを購入された際に
刻印がないとそれはお店として
NGなのでお気を付けください。
（日本国内のお店の場合は…）

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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