財務省が売り払った記念貨幣用の金（ゴールド）

1894 Gold

財務省がどれだけの金を
保有しているのか？
会計検査委院の調査結果が
先日公表されてました。

この財務省が保有する
金というのは主に新たな
記念貨幣などの材料として
使われるのがメイン。

で、その調査結果では
金を毎年増やしてる一方で
発行している記念貨幣は
減少傾向にある様子。

東京五輪2020でも
記念貨幣が販売されたが
その量もわずかなもの。

どおりで完売による
打ち切りが早かったワケだ…。

天皇陛下の即位記念などの
記念貨幣もここ最近は
販売されたのを見てません。

それもそのはずで昔は
1種類の記念貨幣で数百トンが
1997年以降は激減しており
東京五輪では約2トン。

金を買い増しているにも
関わらずそれを使わないので
貯まる一方ってワケです。

結局、検査院の指摘により
今年の3月に約80トンの金を
売却していたようで
その金額は約5420億円。

2019年度末で約130トンの
金を持っていたようなので
約6割分を売却したってこと。

長期間に渡って売らずに
ずっと保有していた理由は
買い手が見つからなかった！
膨大な量を市場に流していいか？
…だったようです。

買い手がいないってのは
国内外に多くの地金商がいるし
市場に流して何か影響するのか
謎な部分はありますが。。

個人的に別に売らなくても
国の資産として持っておけば
良かったのでは…と思います。

困ったときに売るべき資産

検査院の指示に従い
金を売却してしまった造幣局。

今無理にお金にせずとも
金のまま持っておいた方が良い
と思ったのには理由があります。

確かに購入し続けて
溜まった金は相場高騰により
価値は上がっているので
悪くはないのですが…。

確かに余らせているのは
もったいないからという
検査院の言い分は分かりますが
その理由がおかしい
と思うのです。

在庫として持っておいて
邪魔なものであったり
経年劣化などで価値が落ちたり
無くなることが確実ならば
処分してしまうのはいいと思います。

ただ、コロナ禍によって
お金をどんどん使いまくって
今後もどうなるか分からないのに
無理して換金する必要はないかと。

たらればではありますが
実際に3月に売るよりも
現時点（11月）に売っておけば
もっと高値で売れました。

当時に資金が足りてないかと言うと
決して急ぐもんでもないので
尚更そう感じた次第です。

色んな事情があるかもしれませんが
金（ゴールド）の専門家としては
そう思ってしまいましたね。

税金で購入した資産なので
お国のために国民のために
有効に使って欲しい限り。

ちなみにこれは個人の
純金積立にと似たような
観点でもあります。

欲しいモノや急な出費で
本来は換金するものであって
たくさんあるから換金しよう
…というのは控えた方がいいです。

現物資産で運用する金は
平時にコツコツ貯めておいて
有事に換金するのが基本ですから。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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