犯罪収益移転防止法の対象品だからこそ降りかかる規制

2959 Gold

先日、県庁近くにある
暴力追放広島県民会議の
事務局へ行ってきました。

行った目的としては
賛助会員になるため。

事の発端としては
金取引における研修にて
この暴追の賛助会員加入を
推奨されたためでした。

事務局へ申込用紙を
持って行った際、職員の方から
”なぜ賛助会員になろうと
思ったのですか？”と質問。

まさかこのような質問を
受けるとは思わなかったのですが
マネロン防止や反社会的勢力への
対応のため、とお伝え。

当社の事業内容であったり、
金取引における同意事項書の
内容などヒアリングを受けました。

話を聞いてみた限り
広島においては金地金取引店で
賛助会に入っているお店は
ないとのことでした。

なので、色々と当社の話を
ヒアリングされたのですけれども
まぁ何か縁がないとこういう
賛助会には入りませんからね。

ちなみにこの暴追ですけども
暴力追放運動推進センターと言われ
全国的に展開されてる組織。

広島では昭和62年に
設立されたのですが、実は
その初代理事長は私の祖父。

当時は私が子供だったので
あまり記憶もなく仕事っぷりまで
知らなかったのですけれども
こうした形で関わるとは
思ってもいませんでしたね。

さすがに祖父の名前を
出したものの対応してくれた方は
若手の方だったので知らず。

古株の方などがいれば
もしかしたら知ってる人も
いたかもしれませんね。

賛助会員になったら、
証明書やステッカーを
もらえるとのこと。

また、不当要求に対する
セミナーも定期的に開催されており
受講することができるようです。

マネロンに使われるゴールド

ゴールドのみなら当店で
扱っている宝石もですけれども、
こういった品はマネロンやテロ資金供与に
悪用されやすい商品ではあります。

なぜならば換金しやすく
購入する際においても不動産や
金融口座のように名前の登録など
必要ないことが多いため。

そのため、犯罪による収益の
移転防止に関する法律の対象に
なっているものではあります。

この対象になっているということは
本人確認書類の取得や取引記録の作成、
疑わしい取引の届出などが
義務化されているということ。

そのため、金価格が今よりも
めちゃくちゃ安かった何十年前は
この辺りの規制が緩いものでした。

とはいえこういった法律は
国によって差があるもの。

FATF（Financial Action Task Force）という
マネロン・テロ資金供与の防止に関して
国際協力を推進する政府間会合が
加盟国に関して定期的に審査してます。

ですが、この審査結果も
国によってまちまちではあり、
日本は法令整備の未達成項目が
ある程度残ってる重点フォローアップの
対象国ではあります。

これは先進国の中では
下位順位に入るものでして
このFATF対応には日本政府も
いよいよ本腰を入れざるを得ないもの。

そんなFATF対応ではありますが
実は今月フォローアップ報告が
予定されています。

今年は第4次審査が行われ
4年後の2028年には第5次審査が
行われる予定になっているので
徐々にマネロン対策というのは
厳しくなってくる可能性もあります。

これによって何かあるのか？
というと何とも言えないもの。

現在田中貴金属工業直営店での
現金決済に上限があるように特約店も
同じようになってしまう可能性が
あるかもしないってところでしょうか。

ポイントは身分証明
といったところです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(10/13)の貴金属価格】
　ゴールド：14,063円/g（+0）
　プラチナ：5,287円/g（+0）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※市場休業のため、土日は同一価格

＜ノイズを消し去るピンキーリング＞

無料見積もり

ナカオカのLINE＠登録し、
画像を送付頂ければ、
来店不要でお見積もりできます↓↓

メルマガ登録フォーム

登録は以下の画像をクリック↓↓