貨幣に金(ゴールド)が使われていた理由

投稿日:

1921 Gold

 

遺産整理ということで
貴金属品やコインを売却したい
という依頼をいただきました。

リング、ネックレス、
ダイヤモンドにカメオ、
真珠に記念金貨などと
たくさんお持ちになりました。

 

バブルの頃に買われたもので
家を掃除していたら出てきたものの
もう使わないということでの売却。

お子様やお孫様がいれば
宝石など受け継ぐこともできたけど
そういった事情もないようで
処分したいというご依頼でした。

 

質の良いダイヤモンドが
ついているものの立爪で
デザインがちょっと古いリング。

一時期は一世を風靡した
カメオのペンダント。

天皇陛下即位記念の金貨や銀貨、
五百円玉の記念硬貨など、まさに
懐かしいといいますか昔の名残が
残ったものが多いイメージ。

 

そんな中でもちょっと
気になったのが五百円玉硬貨。

11月に新しいデザインに
生まれ変わった五百円玉ですが
これは当然日本造幣局が製造、
発行している法定通貨。

で、今回持ち込まれた
五百円玉は昭和60年度で
国際科学技術博覧会記念と
内閣制度創始100周年記念のもの。

 

どちらも記念貨幣でしたが
初めて見た五百円玉。

国際科学技術博覧会記念は
茨城県県木の梅の花と筑波山、
つくば万博のシンボルマーク。

内閣制度創始100周年記念は
内閣総理大臣官邸と内閣の印が
刻印された貨幣。

 

錆びにくい材質である
銅とニッケルの合金である
白銅で作られた五百円玉。

しかし、預かったものは
30年以上経過しているのもあり
色も濁ってはいました。

オリンピックなどの
記念硬貨や金貨は良く見るけど
今回のは初めてだったので
斬新でしたね。

 

 

貨幣に金が使われる理由…

たまに聞かれることですが
なぜ貨幣の素材として
金が使われてるんですか?
なんて言われます。

貨幣の誕生は物の価値を
数値化するために誕生した概念。

もともとは物々交換だったのを
貨幣で価値を付けていったり
他人と売買するために生まれたのが
貨幣という文化なワケです。

 

しかし、貨幣と言っても
国や地域、文化によっては
単位や価値基準も異なります。

現在でも日本円やアメリカドル
ポンド、リラなど貨幣はあれど
為替で日々値段が異なるように
価値も違ってきますよね。

そこで生まれたのが
世界で共通価値を持った
金(ゴールド)を使った
貨幣というワケです。

 

世界で通用する必要があるので
当然ながら誰が見ても
「これは絶対価値がある!」
と思われないといけません。

なので、錆びたり変色せず
常に光り輝き続ける存在で
更には権威性の証でもあり
加工しやすい素材である
金が選ばれたのです。

 

とはいえ金(ゴールド)は
限られた資源なので金の貨幣が
誕生してからは供給不足により
銀や銅など他の素材が使われてます。

かつての金本位制度は
こういう背景もあったため
誕生した制度でもあるのでした。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(12/9)の貴金属価格】
 ゴールド:7,245円/g(+23)
 プラチナ:3,974円/g(+36)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

【今週の逸品】
コンテクストカットのブルートパーズに3つのダイヤモンドがセットされたネックレス。
ブルートパーズを覗くと小宇宙のような世界が拡がり、遠くからでも近くからでも見て楽しめるジュエリーです。

素材:K18WG、ブルートパーズ、天然ダイヤモンド
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