円やルーブルなどの通貨と共倒れしない資産

2070 Gold

金を売買される方には
株式や外貨投資する人が多く
先日こんな質問を受けました。

ロシアのルーブル通貨は
今の為替で買っておいたら将来的に
今より高くなるからアリですかね？

こういった内容であって
今はボロボロでこの先も悪化する
可能性はあれど戦後に向けて
投資してもいいかな？ということ。

確かに理屈としては戦後に
経済が落ち着いた状況になると
現在の戦争中に比べていい方向に
動くような気はします。

その投資するお金が
あぶく銭ならいいのでしょうが
そうでないならオススメしません
…とお伝えしておきました。

リスクが高いこともあり
利益が出る可能性もあれど
可能性は低いと踏んだのです。

というのもそういった
為替の変動のリスクもあれど
そもそも取引そのものが
できなくなるリスクもあります。

現時点では大丈夫でしょうが
もしも今後戦争が悪化したり
経済破綻なんて起きてしまうと
ルーブルも紙切れの可能性も
現時点では否めません。

ウクライナを落としても
ウクライナを落とせなくても
ロシアにとってみれば
あまりいい将来はありません。

どちらの将来になっても
ロシア経済はそこまで大きな
回復を見込めなさそうなんです。

ってなるとそこまで
投資して上手くいくかっていうと
短期ならひょっとしたらあっても
長期ではなかなか難しいところ。

ただ、一番恐ろしいのは
取引自体が無くなること。

経済制裁などで取り引きが
出来なくなってしまったり、
ルーブル自体がオジャンになる
…となっては最悪ですからね。

どんなことがあろうとも…

値動きが大きいと確かに
利益を得やすいけど逆を言えば
損失を被りやすいということ。

まだ損失で済むならいいけど
最悪の場合は価値がなくなり
無駄な手荷物になってしまう
…なんてこともあります。

そういったリスクを
きちんと把握した上で
投資するならいんですけどね。

通貨が無くなるということは
発行している国自体が無くなる
といってもいいほどのこと。

よほどのことが起こらない限り
通貨が無くなることはないでしょうが
今回の有事が起こるとこういった
可能性も否めないということ。

そのためにロシアが
確保している資源というのが
金（ゴールド）なのです。

そんなロシアのように
自国通貨と金ばかりを資産に
集中している国があります。

その国は日本にも
ロシアにも近い中国。

中国は人民元の流通量を増やし、
金の保有量も確保することで
金銭面におけるリスク対策を
国を挙げて行っている大国。

それほど金は絶大な信頼を
得ているワケです。

先ほどは国という単位で
話した内容ではありますが
これが個人ではどうでしょう？

統計によると日本人の
ほとんどは円の預金や積立、
保険などが多く占めており、
外貨の運用者は少ない
…と言われています。

ともなると、もしも
円が倒れてしまうとなると
他の資産でカバーしたとしても
外貨でなければ共倒れの可能性。

ってなると世界で通用する
無国籍通貨でもある金の出番
ってことですね。

ロシアと中国はどちらも
金を産出できる国です。

自国で産出して運用すれば
他国から金を買う必要はないし
海外へ流出することがなくなると
金相場の底上げに繋がります。

最近はこういった背景を
気にして購入する方が増えており
明日は我が身と危機感を覚える人が
金を買うということです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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