金利が上がれど金価格が高止まりな背景には…

投稿日:

2032 Gold

 

なんだかんだでそろそろ
落ち着くと思っていた金相場。

ウクライナ情勢も色々と
日々更新されてはいるものの
そこまで大きな進展もなく…。

8,000円/g台という
高止まりも落ち着くかと思いきや
未だ維持しております。

 

というのもここ最近の
日本国内の金価格というのは
以前のブログでもお伝えした通り
為替の影響が大きい感じです。

先週もいつの間にか
1ドル120円の大台を超え
円安の歯止めが利かない状況。
(ちなみに120円台は6年ぶりのこと)

2月の時点では1ドル約115円を
推移していたので1ヵ月ほどで
5円も上がるのはなかなかないこと。

 

いくらドル建ての金相場が
下がったところで為替がもしも
円安傾向なら円建て相場は
そう大きく変わりません。

今までの相場ではドル建ても
決して安くないのですが
ピークは過ぎたところであるが
そこを為替が後押ししてます。

 

そんな円安ですがなぜ3月に
ここまで上がったかというと
それには理由があります。

その直接的な理由と言うのは
アメリカでの金利利上げ。

円安で円建て金価格が相変わらず
高止まりしているのはこの金利で
円からドルの買いが増えたため。

 

投資家が通貨を買うならば
金利が高い通貨にお金を掛けるのは
当然の行動ではあります。

3月のFOMCで宣言された
アメリカ政策金利利上げに伴って
ドル買いへ集中するがために
日本円が売られる結果に…。

 

通常ならこのアメリカの
金利が上がると金価格というのは
下がるのがこれまでの動きでしたが
それが今回に限っては円安で
そうならなかったワケです。

では今までと違って
国内の金価格が高止まりする
円安を引き起こした背景は
何があったのでしょうか?

 

 

日本の通貨は弱くなる?!

ウクライナ情勢の悪化で
ロシアからの資源流入が悪化!
…というのは事実。

このせいで円安傾向にある!
と言われることもあるのですが
これって直接的な円安ではない
と思っています。

というのも日本としては
貿易においてロシア依存の資源も
ゼロではないけどもウェイトは
そこまで大きくないため。

 

どちらかというと
ロシアからの輸入制限で
ロシア以外の国からの輸入も
価格を押し上げた間接的な結果かと。

輸入時は外貨と引き換えなので
円を売って外貨を買う必要があるので
輸入が増えると円安傾向になりがち。

そして、輸入が輸出より増えると
貿易赤字となるワケですがここ数年
日本はこの貿易赤字気味。

 

他国に比べて資源国ではない
日本としては技術を活かして
輸出に頼らざるを得ない状況。

しかし、輸入する材料が一気に
値上げするとなってしまうと
それを使った加工品を輸出しないと
なかなか収支を取り戻すのは困難。

そうした貿易赤字の影響も
円安の一因ではないかと思います。

 

このままコモディティ全般が
価格上昇の道を辿るとなると
もちろん更なる円安傾向となる
可能性も否定できません。

今回はロシア・ウクライナでの
有事を引き金に貿易への影響、
そして通貨価格に落ちましたが
戦争が起こるとこうなりがち。

 

金のライバル的存在である
ドル金利の利上げが起こると通常
金は売られ値段は落ちやすくなります。

しかし、円建て相場の場合は
金の市場価値だけでなく為替を
加味する必要があります。

今回は金市場以上の円安で
国内円建て相場が高止まり状態。

 

6年ぶりの円安が少しでも
収まらない限りはなかなか
円建て相場は落ち着かないかと。

ドル建て金相場と為替のバランス、
日本で円で売買するのであれば
これが重要ってことです。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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