1618 Gold
ミャンマーで起こった
国軍によるクーデター。
ミャンマーといえば
バングラデシュとタイに
挟まれた東南アジア地方の
本土において最大の国。
約60年前にも実は
クーデターが起こっており
半世紀ほど軍による
政治支配が行われました。
その後、2015年には
ミャンマーの母とも呼ばれる
アウンサンスー・チー氏が
国軍との総選挙で勝利。
それ以降、同氏は
民主化を進めてきており
昨年の選挙にも勝利し
3月から2次政権予定でした。
そんな中、突然起こった
国軍によるクーデター。
2月1日早朝にニュースで
国民に対して報道された
軍による国家権力の掌握。
そのニュースを聞いて
かつての軍事政権の恐ろしさを
思い出し恐怖に怯える人も…。
公表日は一時的に信号機や電話、
インターネット通信が断線され
国外と遮断されたミャンマー。
アウンサンスーチー氏だけでなく
周りの幹部、社会活動家を拘束し、
誰でも拘束する!…と公言している軍。
不要な外出や発言を控えたり
掲げていた与党の旗を収めたり、
暴力による恐怖から逃げるため
家に引きこもる生活を
余儀なくされたようです。
軍事政権下にあった
1980年代は権力支配により
汚職や国民への抑圧に始まり
民族間の争いでめちゃくちゃな
状態になったミャンマー。
そんな影響によって
物価が乱高下するなどで
国民を苦しめた軍事政権。
当時を知る人にとっては
将来が不安で仕方がないのも
無理はありません。
突如として世界が
変わったミャンマー。
拘束された人達も含め
今後の行く末が心配です…。
ミャンマーの金事情
そんなミャンマーといえば
3年ほど前に金(ゴールド)の
輸出入が解禁されたことが
ニュースに取り上げられました。
約60年ぶりの解禁だそうですが
なぜ金の輸出入が禁止されたのか
そもそもの背景を知る人は皆無。
ミャンマーで採掘できる
金(ゴールド)という地下資源を
輸出し、外貨や税収を増やしたり
国内の金市場設立、価格安定化を
見据えての対応でした。
そして昨年はミャンマー国内の
需要低迷による価格暴落で
国際価格より安くなったため
ミャンマー金価格が一気に
高騰したニュースもありました。
輸出時の税金が他国に比べて
安かったのも背景であったので
ミャンマーからの輸入で利益を
得るスキームも有名になりました。
シュエダゴン・パゴダという
黄金に輝く寺院があり、
金色のゴールデンロックなど
金(ゴールド)にまつわる
観光地があるミャンマー。
何かと金との関係性を
感じてしまう国であるため、
世界からも注目されてます。
実質上、軍事政権と
なりつつあるミャンマーは
そもそもなぜクーデターを
起こしたのか背景が未だ謎です。
政権をひっくり返したところで
世界からの非難は必須であり、
クーデターをせずともある程度の
優遇対応をされていたため。
選挙でない非合法な手法で
軍事政権に覆すメリットは
ほぼないのでね…。
と、ミャンマー軍事政権が
2月7日23:59まで固定電話や
携帯電話のデータ通信について
遮断するよう発出しました。
一応、本日解禁ですが
これがもしも延期となると
ますます現地の情報が
入ってこなくなります…
ゴールデンロックなどの
ゴールド観光地に訪れたかったけど
コロナ禍もあってなかなか
行きにくくなっちゃいました…。
本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(2/8)の貴金属価格】
ゴールド:6,825円/g(-7)
プラチナ:4,273円/g(+18)
※田中貴金属公表の税込小売価格
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