思わぬ天災に弱い不動産と光る金(ゴールド)

投稿日:

2152 Gold

 

梅雨が終わったハズなのに
なぜか雨が降り続ける始末。

それも多少の雨ではなく
スコール並みの一瞬で
びしょ濡れになるゲリラ豪雨。

昔の夏といえば台風が
風物詩になっていたものの
ここ最近は台風より良く
耳にするのが線状降水帯。

 

この線状降水帯とは
積乱雲が線状に次々に発生し、
ほぼ同じ場所を通過・停滞する
という自然現象を意味します。

積乱雲は雲の中でも
最も多くの雨量を生み出す雲。

そのため、ほぼ同じ場所を
雨量の強い雲が集中することで
土砂崩れなどを起こす影響が
あるということです。

 

ちなみに予報用語では

【線状降水帯とは】
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50 – 300 km程度、幅20 – 50 km程度の強い降水をともなう雨域。

と定義づけられています。

言葉自体は昔からあったけども
2014年の広島豪雨災害から
頻繁に使われている様子。

 

ちなみにこの線状降水帯は
今の予報技術では予測が困難で
大雨になる可能性は高いけど
必ずしも発生しないようです。

積乱雲というのは
発生して雨を降らせた後に
消滅するまでが短い雲。

そのため、予測が難しく
発表したと思ったら既に
消えてしまっていたりと
神出鬼没のせいかもしれません。

 

ちなみに梅雨は雨季の一種で
5月から7月にかけて起こる
曇りや雨の多い期間のこと。

イマイチ梅雨明けの定義は
分からないところではありますが
神出鬼没な積乱雲だからこそ
”梅雨が明けたのに…”という
言葉が出るのでしょうね。

ここ最近の台風は9月10月と
明らかに昔に比べると発生時期が
遅くなっている気はしますし、
どんどん気候がおかしくなってます。

 

 

気候と金価格の関係

戦争、経済危機などの有事に
強い金(ゴールド)ですが
時によってこういった天災でも
価格が上がることがあります。

被害は大きいとはいえ
台風くらいではなかなか値段は上がらず
東日本大震災のようなケースです。

 

原材料が輸入便りの日本では
台風や豪雨などで被災したとしても
その影響は限定的です。

しかし、需要が高い商品で
かつ供給量の多い国で天災があると
金価格に影響する可能性が出てきます。

結局のところ世界的なリスクに
繋がってしまうかどうかというのが
天災と金価格の関係に繋がります。

 

5年ほど前だったか
日本海に北朝鮮がミサイルを
頻繁に撃ってきた時期がありました。

日本国内では騒がれた物の
別の要因で金価格が瞬間的に
上がったことがありました。

ただ、その要因はミサイルでなく
アメリカで起きた巨大ハリケーンで
農作物に多大なる被害が起きたためで
アメリカにとっては日本は
対岸の火事ということです。

 

ちなみに自然災害といえば
お客様からこんな話を以前
聞いたことがありました。

不動産投資は儲かるけど、自然災害には弱いんだよね。
その点、金(ゴールド)は安心できる資産だよね。

 

不動産で賃貸業をされてたのですが
広島の豪雨災害で持っていた物件が
浸水してしまったようで保険はあれど
かなりの損失を被ってしまった様子。

ただ、かねてから資産を
分散させていたこともあって
金(ゴールド)を売却することで
補填できたということでした。

 

不動産がダメとなるリスクは
売れない・使われない・ダメになる
とありますが思わぬ突然の災害で
ダメになる可能性もあるワケで
完璧な資産とまではならなさそうです。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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