高品質なのはどの工程でも手を抜けない証拠

2071 Gold

北海道の知床半島沖で
乗客乗員26人が乗った観光船が
遭難してしまった事故。

救助要請はあるも
船は沈没し海底で発見。

残念ながら亡くなった方
行方不明で今も捜索されたりと
ここ最近では大きな
海難事故となりました。

結果としては遭難として
扱われているワケですが
どんどん理由が深掘りされ
事故の理由が出てきてます。

遭難当日に運転していた
船長の経験や力量…

欠航基準以上に関わらず
出向判断を下した会社…

船体の損傷や変形など
定期中間検査の甘さ…

衛星電話を持ち込まず
携帯電話で許可した状況…

もちろん運航会社の
責任もあるのでしょうが
ボロが見つかる度に色んな
要因が絡まって起きた事故
…な気もします。

ニュースやネットでは
運航会社の社長ばかりが
フォーカスされひとり悪役に
なっちゃってますね…。

今回の船「KAZU １」は
水中で発見されたけども
120mの海底にあります。

遭難した海域は沖合ですが
高波で風も強いこともあり
サルベージには莫大なお金
そして時間が掛かるそうです。

船内に人影の確認は
できなかったようですが
まだ行方不明者がいる中で
少しでも進展があると
いいのですが…。

今回の件に限らずですが
人の命に係わる仕事は
いくつか防ぐ手立てが
必ずあるものです。

どれかひとつ欠けても
他の手段で最悪のケースを
免れることができるように
対策されているのが基本。

調べれば調べるほど
他にもどんどん粗が
見つかるかもしれませんね。

品質が重視されてるからこそ…

どれかひとつの工程が倒れると
全体的な品質に響いてしまう
というのはサービスだけでなく
商品製造にもあり得ること。

見た目が良くても中身が
伴わなかったりその逆も然り。

これは現物資産である
金（ゴールド）においても
重要視されています。

というのもインゴットや
金貨というのは刻印が全てで
その刻印内容に沿った商品を
保証する必要があります。

重量は刻印通りの必要があり
たった1gであったとしても
誤差があってはいけません。

そして、純度に関しても
間違いがあってはいけないもので
金というのは製造においてかなり
デリケートでもあります。

金（ゴールド）は自然界から
産出された際に金鉱石に埋まった状態で
そこから金だけ取り出すという
作業をまず行わなければいけません。

金鉱石には銅や銀など
金以外の鉱石が含まれているので
そこから純金を抽出するってなると
かなりの技術が必要となります。

何度も精錬を繰り返して
金以外の不純物を取らないと
インゴットの純度でもある
999.9（フォーナイン）は厳しく
どの工程でも気が置けません。

また、製造工程だけでなく
純度が正確かを確認する試金、
そして保管や運送工程においても
厳密に管理されないといけません。

もしもどれかひとつでも
工程に狂いが生じてしまうと
我々の手元に高品質なインゴットは
届かない可能性もあります。

何気なく当たり前に取引されてる
インゴットやコインもそういった
鉱山から製造から輸送から販売までの
各工程がきちんとできている賜物。

ナカオカは小売店なので
あくまでも届いた商品を検品し
お客様にお渡しするだけ。

とはいえ「KAZU I」のように
お客様にご迷惑が掛からないように
当たり前のことでも注意せねば
と感じた次第です。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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