金（ゴールド）の世界であってはいけない誤差

1522 Gold

○○銀行に1万円
お金を取られちゃった
というお客様がご来店。

話を聞いてみると…

ATMで50万円ほど
お金を引き出しそのまま
封筒に入れて持ち歩いた。

そして、すぐに違う銀行へ行き
封筒に入ったお金をATMに
入金したら1万円少なかった。

もちろん封筒にはお金が
残っていなかったわよ…。

とのことでした。

銀行の有人窓口において
渡す渡さなかったなどの
間違いはごくまれにあります。
（あっちゃいけないのですが、私も体験しました）

しかし、今回は人でなく
ATMという機械相手。

ヒューマンエラーがあれば
お客様自体かもしれませんが
話を聞く限りは落ち度がない。

それにお客様はいつも
ナカオカで取引頂いている
信用信頼できる方。

機械でも、もしかしたら
ミスが100%ないかというと
そうではないと思います。

なんてことを思いながら
おっしゃる話を聞いてました。

ちなみにネットで調べると
ATMでのこういった事例は
全くないかというと
そうではない様子。

Twitterやブログ、
コラムなどで何件か
出てきました。

ただ、事例を見る限り
そのケースに遭ってるのは
何十万円もの大金が絡む
シチュエーションばかり。

そして、ATMに非を
求めようにも基本的に
それは無理だそうです。

一度ATMを離れてしまうと
実証できる根拠というのが
難しいとのこと。

一番いいのはATMで
引き出したその場で
手で数えるのがベストですが
後ろに待っている人がいると
そうもいきませんからね…。

数万円なら確認も簡単ですが
高額金のやり取りはATMより
窓口がいいかもしれませんね。

ちょっとした誤差も…

そんなATMでしたが
やはり数字が間違っては
いけないものです。

これは金（ゴールド）の
世界でもたまにあるのですが
刻印と重量が異なる事象が
たまに発生します。

買取を行う際には
刻印されている情報を
必ず精査する必要があります。

ブランドに純度、
地金番号に重量。

どれも重要な情報ですが
一番計測しやすい重量。

これは基本的に意図的に
削ったりしなければ、
刻印通りであるハズです。

しかし、ブランドによっては
こういった状況になる可能性が
あったりするのです。

先日も500gのインゴットを
お持ちになったお客様の前で
重量を計ってみたところ

499.95g

と表示されていたので
刻印と発生した差異に関して
買取価格が安くなったのです。

そのお客様はインゴットを
20年ほど前にデパートで
購入したという方。

デパートで買ったから
安心してたけど
こんなことあるのね？！

…とビックリされてました。

ちなみにブランドを見ると
海外ブランドのインゴット。

日本国内のブランドでは
重量が足りないケースは
ほぼありませんが海外ブランドだと
たまにあるこういったケース。

純金は放っておいても
酸化や錆などが起きないので
普通の環境に保管しておいて
重さが変わることはありません。

デパートでの購入ということで
信用しきっていたのかもしれませんが
可能であれば納品されたときに
重量だけでも計っておいた方が
良かったかもしれませんね。

ちなみに田中貴金属の
インゴットは少しですが
刻印よりも多めに作られてます。

意図的に加工しない限りは
減ることがないので
ご安心くださいね。

もちろん納品する際に
重量をチェックしたいという
お申し出があれば
目の前で計りますよ。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(11/4)の貴金属価格】
　ゴールド：7,112円/g（+37）
　プラチナ：3,329円/g（+28）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
CREDOR（クレドール）のメンズウォッチ。
茶色の本革バンドに黒文字盤の時計とシンプルデザインなのでビジネスにもプライベートにも👍

ブランド：SEIKO CREDOR
詳細：https://nakaoka.official.ec/items/34744289

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