刻印がない貴金属品は貴金属品にあらず

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コロナ過前からブログや
HPで発信しているLINEでの
貴金属品買取査定。

今ではこのサービスも
どの会社でも当たり前に
なってはきていますが弊社にも
コンスタントに依頼があります。

金価格が高止まりな状態なので
普段の店頭でも買取は多いけど
見積依頼があるってことは
手放したいと考えている人が
多いってことでしょうね。

LINEでの貴金属品査定は
刻印箇所の写真と概算重量を
教えていただく必要があります。

LINEでできるので簡単ですが
とはいえ貴金属品に慣れてないと
刻印箇所がどこか分からず、何度か
メッセージでやりとりすることも。

工芸品であればだいたいは
裏側に刻印されているのですが
物が小さなジュエリーに関しては
なかなか見つけることができない方も
いらっしゃいます。

ちなみに各ジュエリーについて
どこに純度が刻印されているかというと
だいたいこんな感じになります。
・リング：内側
・ネックレス：プレートか引き輪
・ペンダント：裏側かバチカン
・ピアス：ポスト、キャッチ、本体裏側
・イヤリング：ネジバネ部分

↑このブローチにも”K18”とあるけど、分かりますか？

ジュエリーと言っても多々あり
貴金属品である限りは必ず純度刻印が
入るのですが、その中でも特に刻印を
見つけにくいのがピアスのポスト。

ポストは耳に指す棒のパーツですが
ピアスの純度刻印はこの細い棒に
刻印されることもありますが
曲面でなおかつ、文字も小さいので
とても見にくいのです。

査定する現場の人の目が良くても
きちんとルーペを使って出ないと
見ることが困難なほど。

なので店頭での査定においても
ピアスに関しては純度を把握できない
お客様が多いように思います。

かといってなかなか普通の方が
ルーペをもつことはないと思うので
純度が分からないようでしたら遠慮なく
ご相談くださいませ。

スマホでもカメラでズームすれば
見ることができなくもありませんが
ポストもたまに普通のものよりも
細いサイズのものがあるのでね。

貴金属品に重要な刻印

ジュエリーなど貴金属品は、
純度の刻印が義務付けられてます。

ただ、法律では定められてないので
極稀にではあるのですが、貴金属品に
刻印が入っていないケースがあります。

現在作られている製品では
よっぽどないことではあるのですが
昔の貴金属品であったり、海外品だと
たまにあったりするんですよね。

ただ、レアなケースもありまして
先日こんな依頼をお受けしました。

指輪の純度刻印を消されたので、
入れて欲しいのですが…

詳しく話を聞いてみたところ、
他店でサイズ直しをしてもらった際に
刻印を消されてしまったとのこと。

デザイン物で切断できる場所に
たまたま純度刻印があったらしく
サイズ直しをしてもらったものの
納品時には刻印が無かったようです。

普通、こういう場合は
サイズ直しをした際に刻印を消しても
入れ直さないといけないハズですが…

ということで、他店の商品で、
他店で修理されたものではありましたが
弊社で刻印を入れることに…。

刻印を入れること自体は
難しくないけど他社様の商品なので
当初はあまり受けたくなかったのですが
鑑別書の内容と純度計測機の結果が
マッチしたのでお受けしました。

こういったことは
あまり無いと思いますが
何かしら修理や加工された場合は
刻印が無くなる可能性もあるということ。

貴金属は安定している素材なので
刻印を入れた場合はまず人の手が
入らない限り消えることはありません。

もし、刻印が入ってないとすれば
作られた最初から刻印されていないか、
途中で加工されない限り起こりません。

刻印は純度や真偽を把握できる
重要な情報となります。

もしも貴金属品を購入したら、
そのお店で刻印のことを聞いてきちんと
把握しておいてもいいかと思います。

納品書や保証書など紙媒体だけでなく
貴金属品である限りは必ず純度が
刻印されるハズですので。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(12/6)の貴金属価格】
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