刻印が無い金地金等の貴金属品を持つリスク

投稿日:

3165 Gold

 

熊本日日新聞の
ウェブニュースでこんな記事が
アップされていました。

熊本県議会事務局が県議に
身分証として貸し出している
議員バッジから取り出した金を
一般競争入札で売却したとのこと。

 

その議員バッジの数は
144個分ほどであり、バッジに
使われていた10金を24金に
精錬した金地金。

246.1グラムあったようで
その落札額は351万8900円。

 

相場よりも若干安く
感じたのですが、写真を見ると
本当に何の変哲のない塊。

資産用としてであれば
通常ブランドや純度に重量など
刻印されているのですが
そういったのが全くなし。

 

インゴットを作る場合、
製錬という金属を取り出す作業、
精練という金属の純度を上げる作業
主にこの2つの作業でできます。

掲載されていた写真がたまたま
裏側だったのかもしれませんが
何か純度ぐらい刻印があっても
いいのでは?と感じた次第。

 

にしても議員バッジは
貰えるものではなくて、
貸与するシステムかと。

都道府県によっては
貸与でなく貰えるところが
あるのかもしれません。

ただ、返却が少ないのは
どうなんでしょうかね?

 

議員さんにとって
議員バッジは仕事の顔。

落選や引退時に返す物といえ
それを返さないというのは
なんだかなぁ…といった感じです。

 

 

刻印のない金地金

今回、議院バッジから
作られたインゴット。

誰が落札したのかは
分かりませんが、恐らくは
金製品を取り扱う業者かな
…とは思います。

というのもこうしった
刻印がないインゴットは
いざ換金しようとなると
デメリットだらけであるため。

 

お店によっては査定が下がり、
鑑定するにも時間を要したり、
最悪の場合は売却できない…
なんてこともあるのです。

先日、借金の代わりにと
金塊を譲り受けたという
お客様が売却にご来店。

当店では買い取れないので
写真は撮れなかったのですが
こんなイメージの物でした。

 

人の手で作ることが
叶わないゴールドは発行体が
存在しない資源です。

信用リスクが低いという
メリットはあるのですが
こうした金製品において
品質証明する刻印が無いのは
致命的な問題なのです。

確かに金色ではあって
見た目の割に重いので
恐らくゴールドの塊では
あるのかもしれません。

 

品質を証明する証拠が無い
ということは、第三者である
買取店はリスクを被るのです。

お客さんが”ゴールドだ!”と
どれだけ言われたとしても
その証拠が無い以上はきちんと
調べるしかないのです。

サイズが大きくなると
比例して金額も高くなる…
そうなると買い取る側も
それだけリスクが高まります。

 

なので、こういった
無刻印の金塊というのは
買取を断るお店がほとんど。

たとえ、品質的には
問題なくてもです。

刻印が無い貴金属品は
売却時のリスクが高いので
気を付けましょう。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/8)の貴金属価格】
 ゴールド:17,259円/g(+70)
 プラチナ:5,088円/g(-5)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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