トレード向きでない金（ゴールド）はアナログがベター

2793 Gold

ちょっと変わった丸型時計の
修理をお預かりしました。

”AMG”という刻印が
施されていたので恐らく
自動車関係のものと思いましたが
案の定その通りでした。

自動車のセンターコンソールに
はまっていた時計だそうでして
動かなくなったとのことでご持参。

このAMGというのは
メルセデスベンツをお持ちの方、
自動車が好きな方ならご存知。

ベンツのサブブランドですが
最高級グレードの位置づけであり
サーキット仕様のグレード。

ラグジュアリー感のある
マイバッハとは対をなす存在
といったところでしょうか。

ちなみに多くの自動車では
多機能が搭載され、車内システムも
デジタル化されているのですが
AMGは一部を除きアナログ時計が
使われている車種もあります。

これほどまでアナログ時計に
拘っている理由としてはまさに
イメージやステータスとして
高級感があるため。

そのため、ベンツの中でも
意外と高級になればなるほど
アナログ時計が採用されてる模様。

夜になってもちゃんと
車内イルミに併せて光るので
結構オシャレとのこと。

ちなみに最近の車種では
このアナログ時計のメーカーに
スイス製高級ブランドでもある
IWCが採用されているようです。

お客様の自動車は古い
車種であったのでIWCでは
なかったのですがこの時計が
お気に入りとのこと。

この時計が目当ての方も
多いようで、時計単品でも
高値で取引されてるとのこと。

もし車を手放すことになっても
この時計だけは取っておこうと
そんな話も伺いました。

で、肝心な時計は
特に壊れていたワケでなく
電池交換で済んだので
10分ほどで修理は完了。

時計の話よりも自動車の
話の方が長くなったのは
言うまでもありません(笑)

アナログかデジタル…

資産用のインゴット（金地金）は
現物取引となると基本的に
店頭での現金売買となります。

相場商品であるというのと
高額品であり匿名性も高いので
マネロンや反社対策で身元確認が
結構重要な商品。

そういったこともありまして
現物売買ではなかなかデジタル化
というのが難しい商品。

インターネット上でも確かに
買えるサイトはあるのですが
金融商品扱いであるがために
一部では規制があります。

売っていたとしてもせいぜい
100gまでであってそれ以上に
大きいサイズはあまりないもの。

と、現物取引するにも
どんどん制限が入ってるのもあり
面倒なお客様はETFや先物など
証券口座を介した商品に手を出す方も
増えてきています。

手数料も現物取引に比べると
割安なので、お得に売買できるのも
その背景にはあります。

ただ、取引が面倒でも現物に
こだわる人はこだわります。

それはゴールドが

物自体に価値があるから

という特徴があるため。

ETFや先物でも取引できるし
貯まったら現物交換できます。

とはいえ交換するまでは
データ上のもので保証はなく
トレードするための商品。

売買でのトレードが
目的である以上、何が起きても
大丈夫な安心感というのは
現物で持たずして得れません。

現金でのやりとりが
面倒でも現物で売買するのは
あくまでも資産としての安心感。

トレード目的ならば
ゴールドにこだわる必要は
あまりないですからね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(4/30)の貴金属価格】
　ゴールド：12,966円/g（-157）
　プラチナ：5,337円/g（+120）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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