取引ができないとロシアの金も宝の持ち腐れ

2039 Gold

ウクライナ侵攻に対する
経済制裁として多くの外貨が
取引中止となったロシア。

となると頼りの綱と
なるのは中国通貨である元、
そして金（ゴールド）。

この件に関して中途半端な
位置付けの中国からは完全に
見放されることはほぼなし。

とはいえ中国にとって
有利に事が運ぶことは
間違いないかと思います。

ではもうひとつの
綱でもある金（ゴールド）。

これは先日のブログで
お伝えしたようにLBMAからの
規制が入ってしまった状況。

詳しくはこちらの
ブログをご覧ください↓↓

なのですがまた更に
関する規制が入りました。

それはロシア中央銀行が
保有している金に関する取引を
一切禁止するというもの。

これを表明したのは
G7（主要先進7か国首脳会議）と
EU（ヨーロッパ連合）。

未だに収束しそうにない
ロシア・ウクライナの軍事衝突は
どこかの国が参入できるワケもなく
経済制裁でダメージを与えることしか
今の世界で有効な手立てはありません。

そういった状況もあって
外貨だけではなくとうとう
金に関する規制も本格的と
なってきたということです。

もし金を換金するってなると
G7にもEUにも属していない
中国に渡り元になる可能性もある
…ということになります。

こうなってしまっては
金（ゴールド）も経済制裁が
解除されない限り宝の持ち腐れ。

ロシアとしては自国でも
金を産出できる環境なので
しばらくは増える一方。

ここ最近はウクライナ侵攻で
大きな進展はありません。

今回の有事に付随して
台湾進攻など他の有事が
勃発しない限りは金相場も
大きな変動はなさそうです。

ロシアにとってしてみれば
勝っても世界から非難され
負けると馬鹿にされるという
あまりいい状況ではないですね…。

どんなときでも常に輝く

経済制裁によって
一部の国とはいえ金取引が
できなくなってしまったロシア。

こうなってしまうと
金の思わぬデメリットと
感じてしまうかもしれません。

ただこれも一時的なもので
経済制裁が終わったあとには
元に戻るものではあります。

で、軍事大国ではあれど
経済大国とは言い難いロシア。

このまま経済制裁が続くと
いよいよ国だけではなく、
国民にも影響が及ぶもの。

ウクライナ侵攻した時点で
国民にはルーブル通貨の暴落で
既に影響が出ている状況。

資源が豊富なロシアも
当然苦手分野もあるわけで
そこは輸入に頼らざるを得ません。

すると経済制裁で引き締められ
物が入りにくくなるだけでなく
物価も上がるのは当然なこと。

更には通貨の信用がなくなると
まずはお金を違う形にってことで
銀行から引き出す必要があるワケで
銀行の窓口やATMに長蛇の列が
できたのが3月初旬のこと。

結局のとこウクライナ侵攻で
攻め落とすことが成功しようが
失敗しようがロシアという
国にメリットはあったとしても
国民にとっては良いことありません。

攻め落としたら世界中から
更なる非難を浴び経済制裁も
継続のままの可能性も高いです。

金取引の制限は今回の侵攻で
片が付くまで解除されない可能性は
高そうですがしばらくの間は
金も宝の持ち腐れですね…。

制裁が解除されるまでは
大人しく保管しておくと
化ける可能性もあります。

どちらにしろ経済は
ぐちゃぐちゃになってしまう
可能性も高いのです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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