中古品か新品かを明確するのは販売側の責務

2626 Gold

使わなくなった結婚指輪を
売却したいということで
お買い取りいたしました。

どこで売ろうか当初ネットで
お店を探したようですが
最終的に私のブログに
ヒットしたようです。

貴金属買い取りのお店の
サイトなんて腐るほどあるけど
なぜ私のブログにヒットしたか？

それは買い取った貴金属品は
全て溶解してしまいます！
という私の文章だった模様。

ネットで見ていると
本当に色んな買い取り業者が
あったようでして…。

中には結婚指輪買取専門店と
謳ったサイトもあったようですが
結局のところ買い取ったものを
どうしてるか…まで開示した
業者がいなかったのでした。

結婚指輪が要らない
ってことは離婚ということ。

であればできる限りの物は
無くしてしまいたいワケです。

ではあるのですが世の中の
買取店はそのほとんどが買取価格に
訴求したサイトばかりです。
（その需要が高いので当然ですが）

買い取り業者の中には
買い取ったものを再販するなど
リサイクルせずコストを掛けず
売上に繋げることもあります。

ただ、手放す方としては
この形のまま残って欲しくない
と感じてる方もいるワケで
買い取った後の処理までを
気にする方もいらっしゃいます。

買取価格が高ければいい
ということではないことを
改めて認識した次第です。

この度、お持ちいただいた
その結婚指輪は某有名ブランドの
ジュエリーではありました。

ブランド料も乗っかってるので
購入したときに比べると
買取金額は当然ガタ落ち。

”もちろん安いより高い方が
良かったけど、そのあとにちゃんと
溶かしてくれるのであれば
そんなに気にしてはいません。”

このような話をされて
お店を後にされました。

中古品か新品か…

お店によって買い取った後に
溶かすか再販するかは違います。

なので市場にはそういった
買い取ったものを綺麗にして
再販するものも出回ってます。

先ほどは売却時にそれを
気にする方がいらっしゃると
お伝えしたのですがこれは
購入時においても同様。

”このリングって中古品ではないですよね？”
”このネックレスは新品ですよね？”

当店は貴金属品買取と同時に
宝飾品販売も行っているので
このような質問をされることも…。

とはいえ買い取ったものは
全てリサイクルに回し溶かすので
当店で扱っているジュエリーは
業者にも確認し新品しか扱ってません。

宝石は洗浄することによって
貴金属は研磨することによって
見た目に関してはほぼ新品同様
綺麗にすることはできます。

なので、やろうと思えば
中古品を”これは新品です！”といって
販売することはいくらでもできます。

中古ジュエリーは何と言っても
安く買えるのが魅力ではありますが
ちゃんと中古である旨を伝えることは
大事ではないかと思ってます。

以前、当店の支店において、
取引先が集めた買取品を新品仕上げし
リサイクルジュエリーとして販売する
イベントを行ったことがあります。

買取品だから安く提供できます！
と謳ったイベンドなのですが
そこそこのお客様が集まりました。

来店された方に話を聞くと
”私は中古品でも安ければいいのよ”
という方ばかりではありました。

今では会社の方針との違いから
そのようなイベントはやってないけど
一度誰かが使った物であったとしても
ある程度の需要があるワケです。

ただ、大事なのは販売するものが
新品か買い取った中古品かを明確にする
…コレではないかと思うのです。

買った後に中古品と知るのと
買う前にそうだと知るのとでは
全く意味合いが変わってきます。

買取だけでなく販売においても
消費者に誤解を与えないよう
情報を開示することは重要ですね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(11/15)の貴金属価格】
　ゴールド：10,509円/g（+6）
　プラチナ：4,841円/g（+48）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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